超クローズスタンスで構えれば楽に脱出できる!? 田中祐姫が教える「かんたんバンカーショット」
2024年8月13日号の「週刊ゴルフダイジェスト」では、「バンカーショットは力じゃないです。アドレスとスウィングイメージだけで即効で上手くなります」という田中祐姫プロに簡単に打てるようになる「バンカーショット」を教えてもらっている。みんなのゴルフダイジェストではその一部を抜粋してお届けする。
これが新基準! 超クローズスタンスですくい打ちのミスがなくなる
GD 簡単に打てるバンカーショットの方法があるということですが。 田中 超クローズスタンスで構えるんです。これで5割くらい成功したようなものです(笑)。 GD えっ! そうなんですか? 田中 確かに一般的にはオープンスタンスに構えるように言われますよね。でも、バンカーでのミスってボールを上げようとしてすくい打ちになってザックリやトップになったり、もしくはヘッドが砂に入らずに弾かれて、トップやホームランのミスが出たりします。ところが、クローズスタンスなら上から自然と打ち込めるのですくい打ちにもならず、ヘッドが砂に弾かれることもありません。 GD ちゃんとした理屈があるんですね! 田中 さらに、スウィング中はずっと左足体重にしておきたいので、右足はつま先で立つくらいでもOKですよ。
【準備1】 クローズスタンスで右足つま先で立つ
クローズスタンスにして、さらに右足はつま先で支える程度で構えることで、左足体重で構えることができる。こうするとすくい打ちなどによるミスが防げ、簡単にバンカーから脱出できるようになるという。
【準備2】 斜面に沿ってクラブを置き握り直す
アマチュアの人はフェースを開くとき、クラブを握り直さず手首をコネてフェースを開こうとする人が多いという。これではインパクトでフェースがかぶってしまいザックリのミスが起りやすい。これを解消するために、バンカー縁の斜面にヘッドを置きフェースを開いて、その状態で握ると正しくフェースを開いてグリップできる。
【準備3】 目線をなるべく低くしておく
バンカーはグリーン面より低い位置にあるため、どうしてもボールを上げようとする心理が働き、すくい打ちになってトップやザックリのミスが起こりやすい。それを防ぐために目線を低く、できればバンカーの縁を見るくらいの意識を持っておくことが大切。