中島啓太は下位で予選落ち 次戦パリ五輪へ「恥ずかしくないように」
◇メジャー最終戦◇全英オープン 2日目(19日)◇ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)◇7385 yd(パー71) 【画像】中島啓太の地下 “秘密基地” がスゴかった またも、メジャーで4日間を戦えなかった。中島啓太は「79」とスコアを落とし、初日の出遅れを挽回できずに通算17オーバーの150位。「日本で応援してくれている人に対して、情けない、だらしない結果になってしまった」と、見せ場を作れないまま今季のメジャー最終戦は幕を閉じた。 アマチュア時代を含めて「全英オープン」は3度目、海外メジャーは6度目の出場で、またも予選通過を果たせなかった。昨年は日本ツアーで賞金王になり、今年は3月「ヒーローインディアンオープン」で欧州ツアー初優勝。確実に実力をつけてきたはずなのに、「結果がすべて」と越えられない壁に悔しさを隠せなかった。
9オーバー145位から予選通過を目指した2日目は、前半を1オーバーで耐えたものの後半に乱れた。12番、13番はティショットがネイティブエリアにつかまるなどして連続ダブルボギー。14番(パー3)は5mのバーディパットを打ちきれず、カップ手前で止まったボールをもどかしそうに見つめた。 メジャー最終戦は不本意な結果に終わったが、気落ちなんてしていられない。2週後には「パリ五輪」に出場。来季PGAツアー昇格を目指し、欧州ツアーの年間ポイントランキングを上げるための戦いも大詰めへと向かっていく。
まずは、日の丸を背負って戦う4日間に全力を注ぐ。「日本代表に選んでいただけたので、そこはもう1回自覚をもって。恥ずかしくないよう、しっかり自分のゴルフをしたい」と話した。(スコットランド・トゥルーン/谷口愛純)