懐かしいデザインだけど中身は最新! パナソニックが「LUMIX S9」を発表!
小型軽量のフルサイズカメラがラインアップに追加!
パナソニックは2024年5月23日、東京都内で同社のデジタルカメラブランド、LUMIX(ルミックス)のフルサイズミラーレス一眼カメラ「LUMIX S9」の発表会を行いました。 【画像】待望の新作ミラーレス一眼を見る!(90枚) パナソニック エンターテインメント&コミュニケーションの副社長執行役員イメージソリューション事業部長の津村敏行氏によると、昨今のデジタルカメラ市場は、ミラーレスカメラ比率の大幅増がけん引しており、メーカー各社が個性的なカメラを市場に投入している状況で活性化していると言います。 そのような中、日本ではSNSを利用する人が1億人を突破(総務省調べ)し、写真や動画にこだわりを持つSNSユーザーが近年さらに増加傾向にあるそうです。そのような大きなカメラ需要がある中で、今回の新モデルが発表されました。 発表された「LUMIX S9」はLUMIX Sシリーズ初のフラットデザインが採用されていて、約403gの小型・軽量サイズとなっています。また、好みの色にカスタマイズができるエクステリア張り替えサービス(有償)もあり、カメラ前面のカバーを「ダークオリーブ」「クリムゾンレッド」「ナイトブルー」の3色いずれか好みの色に変更することが可能です。 同機が搭載するフルサイズCMOSセンサーは約2420万画素で、ライカとパナソニックが共同開発した新世代の映像処理エンジン「ヴィーナスエンジン」による高い描写性能を有しています。また、「像面位相差AF」の採用によって高精度なAF追従性能を持ち、動物(鳥、イヌ科、ネコ科)、モータースポーツ(車、バイク)に対応するリアルタイム認識AFも搭載されています。 同社が強みとしているリアルタイムLUT(任意に変更できる電子的なカラーフィルターのようなもの)も、本体背面にLUTボタンを追加することで、よりダイレクトに操作可能になっています。また、LUTプリセットの保存可能数も10種類から39種類に増やし、LUTを適用できるフォトスタイルも「V-Log」限定だったものが、全てのフォトスタイルで対応となりました。 さらにはLUTの濃度調整、粒状・カラーノイズ効果の追加、LUTの重ね合わせも可能となったそうです。 同機は光学ズームとクロップズーム(電子ズーム)を併用できる「ハイブリッドズーム/クロップズーム」機能を有しており、ワイド端の焦点距離はそのままに、ズームリングの操作のみでテレ端の焦点距離を最大約3倍に拡張できます。 これは例えば60mmまでのズームレンズを装着している場合は、最大で180mm相当までクロップが可能というもので、荷物の限られる旅行などで重宝しそうです。(単焦点レンズも可能)