中野慎詞、「不安はない」 五輪では落車で途中棄権、復帰戦へ意気込み【自転車・世界選手権】
【デンマークバレラップ八手亦和人】自転車トラック種目の世界選手権が１６日に開幕する。日本の出場メンバーは１５日、大会前最後の練習を本番会場で行い、それぞれ意気込みを口にした。 パリ五輪のケイリンは、落車による途中棄権で４位に終わった中野慎詞にとって今回が復帰戦。鎖骨にワイヤーを入れる手術を経て痛みはないものの、傷口が化膿するなどしっかりと練習できたのは９月下旬だった。しかし「不安はない。今後のために、このような中でどのように仕上げて、どうパフォーマンスを出すのか。準備はできたので言い訳にはしない」ときっぱり。昨年の世界選手権はケイリンで銅。ケイリンとスプリントの２種目に出場する今回は「それよりいい色のメダルは欲しいけど、まずは自分のレースをする」と気持ちを引き締めた。
中日スポーツ
