「子どもを蹴らせろ」「フォークで目刺させろや」飲食店でベビーカーに足が当たり因縁 男性客から120万円恐喝した疑い 20代夫婦を逮捕 奈良・田原本町
奈良県田原本町の飲食店で、20代の夫婦が別の男性客から120万円を脅し取ったとして逮捕されました。自分たちの子どもが乗ったベビーカーに男性客の足が当たったことに因縁をつけたということです。 恐喝の疑いで逮捕されたのは、大和郡山市に住む無職の池田夢乃容疑者(20)と、夫で建設作業員の冬真容疑者(25)です。 2人は1月、客として訪れた田原本町にある飲食店で、別の男性客の足が自分たちの子どもが乗ったベビーカーに当たったことに因縁をつけ、男性客から現金120万円を脅し取った疑いが持たれています。 警察によりますと冬真容疑者が、店の前の駐車場で「200万いるって嫁が言うてます」などと男性客に話し、夢乃容疑者がフォークを手に持ちながら「お前の子どもを蹴らせろ」「それかフォークで目を刺させろや」などと言って、現金を要求したということです。 警察の調べに対し、2人は容疑を否認していて、夢乃容疑者は「蹴った相手の方が俺のメンツがたたないからと言って、120万を渡してきたので受け取っただけです」と話しているということです。 男性客と夫婦は顔見知りだったといい、男性客が夫婦に挨拶に来た際に、はずみでベビーカーに足が当たったということです。 ベビーカーには生後数ヵ月の赤ちゃんが乗っていましたが、足が当たった後に泣くこともなく、ベビーカーが壊れることもなかったということです。
ABCテレビ