「別格なんですよ!」「ママ、いまから『えいっ』てしてくるね」言葉で振り返る2024年 福島
■「ママ、いまから『えいっ』てしてくるね」 多くの感動を与えたパリオリンピックとパラリンピック。世界最高峰の舞台で力を尽くした選手たち、その思いは、言葉にもあふれていました。 バドミントン銅メダル・渡辺勇大選手「色々ありましたけど、最後に勝ってオリンピックという舞台でもう1回表彰台に上がることができて、とてもうれしいです」 バドミントン銅メダル・東野有紗選手「本当に勇大くんと出会って良かったなって思っています」 バドミントン・大堀彩選手「本当にたくさんの人たちに支えられて、この舞台に立つことができたので、皆様の前でセンターコートでプレーすることができてすごくよかった」 車いすラグビー金メダル・橋本勝也選手「今までやってきたことが間違ってなかったと、きょうコート上で証明できた」 中でも、印象深かったのは、パラリンピック陸上砲丸投げの福島市の齋藤由希子選手。4位に終わり、悲願のメダルには、あと一歩、及びませんでした。 おととし出産した娘に、砲丸を投げることを「えいっ!」ってしてくると教えている齋藤選手は、遠く離れたパリから、電話で娘にこう話したと言います。 齋藤選手「『ママ、今からえいってしてくるから見ててね』って。娘にお土産を持って帰れなかったことだけが悔しい。メダルは持って帰れないが、今回の成績を報告に行ったときは温かく迎えてくれると嬉しい」 ■「裏金議員というレッテル」 10月。衆議院は解散され、総選挙が行われました。自民党の派閥の裏金問題は、選挙戦を直撃。公示直前、自民党の前職が、出馬を断念する事態も…。 菅家一郎氏・「裏金議員としてレッテルが貼られている現状の中で、責任を持ったけじめをしなくてはならない」 結果は15年ぶりに、与党で過半数割れ。県内でも、4つの選挙区のうち、3つで野党・立憲民主党が勝利しました。 けじめ、禊、責任…。そうした言葉が飛び交った今回の選挙戦。物価高や福島の復興など、課題が山積する中で、この国の針路をどう示すのか。当選した議員には、引き続き、その言葉が問われています。
今年も、ニュースの中で、みなさんからいただいた多くの言葉を伝えてきました。来年は、どんな言葉が待っているのでしょうか。
テレビユー福島