金沢ふらっとバスデザイン一新 紫色基調、水引が結ぶ絆
●金沢美大の関口さん考案 金沢市内のまちなかを巡回する「金沢ふらっとバス」の新しい車両デザインが決まった。金沢の和をイメージして水引があしらわれており、金沢美大美術工芸学部デザイン科4年の関口優月さんが考案した。来年4月上旬から此花ルートの電動バスで導入する。 新デザインは金沢美大生の4案が最終候補に残り、9月25日~10月24日にインターネットや市役所などで投票が行われた。関口さんの案は総票数3563票のうち最多の1501票を獲得した。 デザインは加賀五彩の古代紫を意識した紫色を基調に、「あわじ結び」と「梅結び」の水引を落とし込み、「ほどけることのない人と人の固い絆」へ思いを込めた。 此花以外の菊川、材木、長町の3ルートについても、関口さんの案をもとにルートの雰囲気に合ったデザインを検討し、車両の更新時に採用する。 18日の定例会見で村山卓市長が発表し、「金沢らしさが一目で感じられるデザインになった」と話した。