東大・渡辺

◇１３日　東京六大学秋季リーグ戦第２日　東大３―２法大（神宮） 　東大は渡辺向輝投手（３年・海城）が法大戦でリーグ戦初勝利を完投で飾った。９回に門田涼平内野手（２年・松山東）が右前サヨナラ打を放った。東大は前週の慶大戦に続きリーグ２勝目。１４日の３回戦で２０１７年秋の法大戦以来の勝ち点を目指す。 　父はロッテで活躍したアンダースローの渡辺俊介さん。同じ投法を選んだ渡辺が躍動した。２回に同点本塁打を打たれ、３回にも２点目を失ったがその後は走者を背負いながらも１５１球を投げきった。３ボールになっても果敢に攻めた。９回９安打２失点の力投だった。 　試合後、中継したＢｉｇ６ＴＶのインタビューを受けた渡辺は、「門田は頼りになる後輩なので決めてくれると信じていました」と声を弾ませた。また、解説を務めた元西武のＧＧ佐藤さんが祝福すると開口一番「父がお世話になっています」とあいさつ。その父からもらったアドバイスを問われると「最近先発が増えたので準備や長いイニングをどうやて抑えるかアドバイスをもらっています」と返答。一番印象に残った言葉は「高めのシンカーが使える」だったと明かし、ＧＧ佐藤さんを感心させていた。 　東大がリーグ戦で２勝するのは宮台康平（元日本ハム）がいた２０１７年秋に３勝して以来。 　ＳＮＳでも東大のサヨナラ勝ちは話題となり「打った門田くん完投した渡辺くｎおめでとう！明日も頑張れ！」「東大・渡辺くんの根橋そして最後まさかのサヨナラタイムリーで東大が勝ちました」などと盛り上がっている。