【鳥取】岡野雅行GMがルヴァンカップの浦和戦へ意気込み「ジャイアントキリングで勝ちたい」
ガイナーレ鳥取の岡野雅行・代表取締役ゼネラルマネジャー(GM)が4月18日、24日に行なわれるJリーグYBCルヴァンカップの浦和レッズ戦に向けたオンライン会見を実施した。現役時代に浦和のファン・サポーターから愛された『野人』が、古巣を迎え撃つ心境や、ジャイアントキリングへの意気込みを語っている。 【写真】3月にJリーグのフットボール本部・競技運営部の武笠一樹氏と、浦和の競技運営本部の小出亮真氏、深井良輔氏が会場を視察。選手の動線やファン・サポーターの待機列の場所などを確認した
「とにかく粘ることが必要」
ルヴァンカップは今季から大会方式が刷新され、J1からJ3のJリーグ全60クラブが参加するノックアウト方式で争われている。4月は1stラウンドの2回戦が行なわれており、初出場の鳥取は24日19時30分からホームのAxisバードスタジアムで浦和と対戦する。 岡野GMは「GMになってから、浦和とはトレーニングマッチでもやりたいと思っていて、まさか公式戦で対戦できるとは思っていなかった。なかなか実現できないことなので、大変うれしく思っている」とコメント。さらに「JリーグがJ3を(大会に)参戦させていただいたので、こういうゲームが現実になった。本当に感謝しています」と喜んだ。 楽しみにしていることを問われると「まずは浦和レッズといえば、サポーターが多いことで昔から有名。日本一、世界でも通用するようなサポーターなので、(鳥取の皆さんに)生で応援を見てほしい。僕も選手のとき、涙が出るほどすごかったので、それを体感してほしい」と語った。一方で「ただ、やっぱり公式戦なので、ジャイアントキリングで勝ちたい。選手たちには、向かっていってほしい。自分たちでもできるんだとか、やっぱりすごいんだとかは、チャレンジしければ分からない。逃げるのではなく、向かっていってほしい」と期待を寄せている。 ジャイアントキリングの実現に向けては「先制点を早く取らせず、とにかく粘ることが必要」と指摘。「粘って粘って、先制点を取り、浦和が『これはまずいぞ』と焦らせるような展開になると、チャンスがあると思う」と勝利へのシナリオを描いていた。 取材・文◎石倉利英