子ども向けライブが大人気の小島よしお 大好きな野菜を歌と踊りに爆走中
THE PAGE
わかりやすいネタと強烈なビジュアルで、就学前や小学校低学年の子どもたちを中心に、絶大な人気を誇る小島よしお(35)。7月には一般女性と結婚したことを発表し、公私共に爆走を続けている。 小島は2007~08年に「そんなの関係ねぇ」で一世を風靡し、ブームが沈静化したのちはテレビ露出が一気に減ったがその間、ショッピングモールや幼稚園などでの子ども向け営業を地道に重ね、8年間の沈黙を破り奇跡的な再ブレークを果たした。 人気絶頂期の当時と今、力を注いでいる子ども向けライブ、そして好きすぎて歌と踊りまで作って捧げた”ある野菜”について熱く語ってくれた。
2007年のブームのときより、今のほうが充実している
ブームに陰りが見え始めたときのこと。単独ライブで大人向けのネタを披露していた。海パン姿でおもしろいことをやってくれることを期待してライブを観ていた少女が突然、泣き出してしまった。そのときはじめて、何とかしなくてはと思ったという。 「先輩からも方向転換したほうがいいんじゃないか、とアドバイスをもらって、その時からごそっとライブの内容や営業を変えていきました」 2007年のブーム時はよくわからないまま、どこにいるのかわからないまま仕事をしていたという小島だが、ターゲットを子どもに絞った営業に変えてから、自分で企画したり、準備したりするようになり、今では確かな手ごたえを感じ、気持ちも充実しているという。 子ども向けライブを始めたばかりのときは、「一輪車に乗ったり、ヒーローショーみたいなことやったり、風船飛ばしたり……。楽しみつつやってましたけど、そういうことやってる人っていなかったので、何やっているんだろう、という気持ちは正直ありました。でも、今はそれが一致してきて、お客さんもそれを楽しみに来てくれるので、続けてきてよかったと思います」
大好きな野菜”ごぼう”をもっと食べてほしい あまりのごぼう愛に心配なこと
子ども向けのステージでは、ただ観て笑ってもらうでけでなく、参加して楽しんでもらえるように工夫をこらしている。なかでも小島自身も作詞を手掛けた振り付きの歌が、運動不足も解消できると好評だ。 「子ども向け営業を意識するようになって、”ジュニア野菜ソムリエ”という資格を取りました。野菜に詳しくなったので、何か野菜の歌を作ってみようかと思っていたとき、先輩から『まずは自分の好きな野菜で作ってみたら』と言われ、それならばと思いまずは”ごぼう”で作ってみました」 小島が大好きで、子どもたちに一番食べてほしいイチオシの野菜への愛をつづった『ごぼうのうた』。聴いて、踊って楽しむだけではなく、歌詞の中にはごぼうの栄養から歴史などのウンチクも詰まっていて、とても勉強になる。 食物繊維もポリフェノールも豊富に含まれるごぼうだが、きんぴらごぼうなどありきたりなメニューしか思い浮かばない。大人も子どもも気に入りそうな、手軽に作れておいしいメニューはないかと尋ねると、 「”ごぼうのアヒージョ”がオススメです。オリーブ油の中に、にんにく、ごぼう、こんにゃく、鶏肉などを入れて煮るだけで簡単に作れます。僕は黒にんにくを使いますね。ごぼうは皮をむく必要もありませんし、洗ったらすぐに使えます。おいしいし、手軽に作れますよ」とソムリエ的なアドバイスをいただけた。 結婚を発表したばかりの小島だが、子どもができたらうれしいけれど、ちょっと不安に思うことがあるという。野菜好きでマッチョなお父さん、なかなかステキだが、「いやー、怖いですよ。自分の子どもがごぼう嫌いだったらって考えると。『食えー、俺は”ごぼうのうた”の歌ってんだぞ』って言ってCD投げつけちゃったら嫌だなって」 ごぼう愛が強すぎて、妙な心配事を真剣?に考えてるのが、小島らしい。