打力と経験値の智弁和歌山、英明は変則右腕が鍵 センバツ第2日
◇第95回記念選抜高校野球大会第2日第3試合 英明―智弁和歌山(14時開始予定) 打力と経験値で勝る智弁和歌山が優位に立つ。 智弁和歌山は4番・中塚遥翔(はると)選手(3年)が軸。昨秋の公式戦で4本塁打を放ち、打率5割超をマークした。3番の主将・青山達史選手(3年)も昨夏の甲子園で5番打者として2安打を放っており、チーム打率3割3分3厘の打線は脅威だ。 投手陣は右腕・清水風太投手(3年)と左腕・吉川泰地投手(3年)を軸とした継投になりそう。昨秋の近畿大会準決勝では継投が乱れて逆転負けしただけに、先発投手が着実に試合を作って主導権を握りたい。 センバツ初勝利を目指す英明(香川)は右横手の下村健太郎投手(3年)が鍵を握る。球速は120キロ台後半ながら、自然に変化する軌道の球で相手打者の芯を外す。右翼手兼任の左腕・百々愛輝投手(2年)らも控える。 打線は昨秋の公式戦で本塁打ゼロながら、10試合で34犠打飛と手堅い攻めで着実に得点を狙う。走者をためて、昨秋に打率4割7分4厘をマークした4番・寿賀弘都選手(3年)に回したい。【伝田賢史】