稲場「夢と希望を」 壮行会、富山の支えに感謝 水球男子五輪代表
パリ五輪水球男子日本代表の稲場悠介選手(24)=ブルボンKZ、富山市出身=の激励壮行会が16日、富山市のホテルグランテラス富山で行われた。2大会連続出場となるエースは8強入りへ意欲を示し、「富山県への恩返しとして、よりよい結果を出し、夢と希望を与えられるよう頑張る」と決意表明した。 激励壮行会は富山県水泳連盟、富山市水泳協会、稲場選手の出身クラブである富山ウォーターポロクラブが主催し、約130人が出席した。 大きな拍手で迎えられ、マイクの前に立った稲場選手は「自分がここまで来ることができたのは富山県の皆さんのおかげ」と感謝。五輪初出場となった2021年東京五輪で1次リーグ敗退した悔しさを胸に「得点王やベストセブンを目指す」と活躍を誓った。 会場で稲場選手は各テーブルを回って笑顔で記念写真やサインに応じ、水球に打ち込むジュニア選手らと交流しながら、リラックスした表情を見せた。 稲場選手と同じ富山ウォーターポロクラブで技術を磨き、7月にアルゼンチンで開催されるU18世界選手権に出場する米田竜将選手(富山北部高3年)は「自分も五輪出場を目指している。(稲場選手は)オーラが違い、程遠いと感じたが、追いつけるよう頑張りたい」と話した。 関清嗣県水泳連盟会長があいさつし、激励金を贈った。新田八朗知事、藤井裕久富山市長が激励の言葉を述べた。ジュニア選手からの応援動画も紹介された。