【山形】マイコプラズマ肺炎 患者数増加
YTS山形テレビ
全国的に患者数が急増しているマイコプラズマ肺炎。 県内でも患者数が増えていて注意が必要です。 【橋本こどもクリニック 橋本基也院長】「9月以降、寒暖差が出てきている中で咳が朝晩ひどいという子が多くなっている」 全国的に増加しているマイコプラズマ肺炎。 国内の患者数は5週連続で過去最多となっています。 発熱や倦怠感などの症状が出ますが、大きな特徴は痰が絡まない「乾いた咳」です。 【橋本基也院長】「1回始まるとコンコン止まらない感じがある。咳が発熱を伴うので体温の変化もあってひどくなっている」 県衛生研究所によりますと、11月3日までの1週間に県内10か所の医療機関から報告された患者数は18人でした。 1医療機関あたりの患者数は1.80人と2013年以降で最多となっています。 直近2カ月間の県内の患者数をグラフで見ると、これまでは増えたり減ったりを繰り返していましたが、今回は2週連続で増加しました。 【橋本基也 院長】「(一般的に)学童期に多く見られるが今年はそうでもなくて年齢の小さい子どもも多い。(コロナ禍から)生活が元に戻ってきている中でウイルスなども活動してきているのではないか」 マイコプラズマ肺炎は、周りの人の咳やくしゃみによる「飛沫感染」が主な感染経路だといいます。 これからの時期はインフルエンザの流行も見込まれることから、橋本院長は体調の変化があったら早めに受診してほしいと話します。 【橋本基也院長】「咳をしている人はマスクをきちんとして、人と話すときは気を付けてほしいし、休息と食事、普段の生活をきちんとしていくことが重要」