【ヤクルト】住所不定つば九郎にハプニング、球団から「早く新しい住所を決めて」書類送り先不明
慌てん坊の、つば九郎サンタ…。ヤクルトの公式マスコットつば九郎が25日、意気揚々と都内の球団事務所へやって来た。 【写真】年内営業を終えた球団がつば九郎へ残したメッセージ サンタクロースのコスプレをして、るんるん気分でエレベーターのボタンを押した。4階に着くと、いつもと違う。どこか、事務所の照明が暗い。人の行き来もない。どんよりとした雰囲気。首をかしげながら、正面の扉へ向かうと、1枚の張り紙を見てしまった。 「つば九郎殿 2025年度の契約更改ですが、話し合いの日程を何度も書面で送りましたが、送り先不明と戻ってきました。つば九郎ハウスから、早く新しい住所を決めてください。次回交渉は2025年1月お待ちしています。メリークリスマス! よいお年を」 ぼうぜんと立ち尽くす鳥。無理もない。球団は前日24日に仕事納めを行っていた。誰もいない訳である。そして、送り先不明なのも明確な理由があった。神宮外苑の「つば苦労ハウ巣」は、9月29日を最後に営業終了。明治神宮外苑再開発に伴う新球場建設に備え、つば九郎は新たな家探しのパトロール中だった。住所不定の鳥。球団が何度も封筒を送っても、届かない訳である。「ひっこすときは てんきょ とどけをだす べんきょうになりました」と頭をかき「まさに~『あわてんぼ~のさんたくろーす』じょうたいです」と嘆くしかなかった。 「ねんぽうUPと おもい こんやは すきやき と かんがえてました ぶたこまにくにします」と牛でもなく鳥でもなく、豚肉で大きな胃袋を満たすという。選手のように、球団への要望も考えていた。「えんせいに いくときの ほてるだい じょうげんの『かべ』みなおし」と、時代に乗っかり、いつも通りのブラックさを醸し出した。「1・8くらい めしつき」と、おそらく1・8万円だろう。近年の全国的なホテル代金の値上げをいい事に、お構いなしのつば九郎だった。 「じかいは ぜひ あおきGMほさと はなしあいが したいです」と今季限りで現役引退した青木を交渉相手に要求。その理由は「まだ ほかの えらい ひとより りかいりょく ありそう」と遠回しに、これまでのフロント批判? と止まらない。「らいんで ねまわし します きっくばっくなし」と、サンタのコスプレがこわくも見えてきた。 果たして、年明けの契約更改は、無事に終わるのだろうか…。