「エンドウは私の予想を裏切った」現地でイギリス人“辛口”記者に聞いた…リバプール遠藤航“本音評価”「入団当時は苦戦していたのに…」
優勝争いを続ける名門リバプール。その中盤に欠かせない存在となった遠藤航(31歳)。現地で筆者が、英国人記者2人に聞いた遠藤への“本音評価”とは? 【全2回の前編/後編へ】 【貴重写真】「腹筋がエグい…」上半身裸の遠藤航&「めっちゃ仲良さそう」遠藤とマクアリスターの2ショット、遠藤を見て泣く現地ファンまですべて見る(15枚超) ◆◆◆ 名門リバプールで、日本代表MF遠藤航の存在感が増している。 4月7日に行われたマンチェスター・ユナイテッド戦は69分で途中交代したものの、アジアカップ後から国内リーグ8試合中6試合で先発出場。欧州リーグとFA杯、リーグ杯を含めた公式戦全体では13試合中10試合で先発し、まさにフル稼働している。 先発を外れた3試合については、いずれも軽い怪我の影響によるもの(2試合はメンバー外の欠場。残りの1試合は途中出場)。遠藤は、リバプールで4-3-3のアンカーとして押しも押されもせぬレギュラーに定着した。
「正直ここまで活躍するとは…」
では現地のイギリス人記者は、日本代表MFをどのように評価しているのか。英紙『サンデー・タイムズ』でサッカー部門の主筆を務めるジョナサン・ノースクロフト記者は次のように語る。 「ドイツのブンデスリーガ時代から『良い選手だな』とは思っていたが、プレミアリーグ、しかもリバプールでここまで活躍するとは予想していなかったよ。 特筆すべきは、ボール奪取の上手さだ。1対1の局面でマーカーに体を寄せ、ボールを奪い切る。この能力は一級品だ。ドイツ時代にデュエル・キングに輝いたように、プレミアリーグでも同じように抜群の働きを見せている。実際、3月10日に行われた大一番のマンチェスター・シティー戦でもケビン・デブルイネやフィル・フォーデンといったワールドクラスのMFを要所要所で抑えて決定的な仕事をさせなかった。中盤中央で、遠藤が守備の屋台骨を支えていた印象だ。 また攻撃から守備に切り替わる際、エンドウの素早い寄せとプレッシングが素晴らしい。攻撃から守備へのネガティブ・トランジションで大きな役割を果たしており、インテンシティの高いサッカーを志向するユルゲン・クロップ体制のキーマンになっている」
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