「農業やって14年ですが初めて」暑さで野菜に異変 ジャガイモ高値で8割高に、カレーライスに食材高騰の波【Nスタ解説】
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今、ジャガイモの価格が大幅にあがっています。価格が平年の1.8倍になっている市場もあり、国民食のあの料理にも、食材高騰の波が… 【写真を見る】「農業やって14年ですが初めて」暑さで野菜に異変 ジャガイモ高値で8割高に、カレーライスに食材高騰の波【Nスタ解説】 ■多雨でジャガイモ収穫量が減少…カレーライスにも食材高騰の波 買い物客 「困る人多いんじゃないですかね」 「家でも作るし、色んなところ行って買うし」 家計の味方“総菜”がピンチ!手頃な値段のコロッケに今、異変が… 東京・新宿区にある「大野屋牛肉店」の自慢は、昔から変わらぬ味のコロッケです。今、気がかりなのが… 大野屋牛肉店 齋藤稔さん 「男爵(イモ)が値上がりしていて気がかりです。(2023年から10キロあたり)1000円近く値上がりしている」 すでにこのお店では、光熱費などの高騰で、5月からコロッケを20円値上げし200円に。今後、ジャガイモの値上がりで価格に影響が出ないか心配しています。 なぜ、ジャガイモが高値に?そのワケを、野菜のプロである「アキダイ」の秋葉弘道社長に聞いてみると… アキダイ 秋葉弘道 社長 「(主な産地は)長崎産なんですけど、これで値段が異常なほど上がってます。理由としては、雨が多すぎだったんですね」 実はこの時期、主なジャガイモの産地は鹿児島や長崎県。しかし、2024年は雨が多く降ったため、収穫量が減少。 東京都中央卸売市場の価格でも、5月中旬から一気に高値となり、平年の1.8倍に。 さらに今、野菜の値上がりはそれだけではないようです。 買い物客 「(ニンジンを)いま見て、びっくり!こんなお値段なんだ」 安いときで1袋100円のニンジンが、今は170円に!さらに… アキダイ 秋葉弘道 社長 「あともう一つ、玉ねぎですね。西の産地で雨が多かったので、非常に流通量が少ない」 ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ!国民食のカレーライスにも、食材高騰の波が… 買い物客 「カレーができない。一個ずつ(食材を)減らすしかない」 そこで気になるのが、家計の助けになる、お買い得な野菜! アキダイ 秋葉弘道 社長 「ズッキーニ。夏野菜の代表格なんですが、立派なものが68円。あと、ナスですね。まさに夏野菜のカレーをおすすめします」