【ONE】武尊「『勝たないといけない』から『勝ちたい』に気持ちが変わっている」スパーリングパートナーが証言「武尊はもう完全に別人だ」
2024年9月27日(金)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 81』に出場する、K-1三階級制覇・武尊(team VASILEUS)のドキュメンタリーが、同大会をLIVE配信するU-NEXTのU-NEXT格闘技公式YouTubeチャンネルにて公開された。 【写真】アメリカのジムでテクニックを磨く武尊 動画は武尊のアメリカ合宿に密着し、武尊のインタビューを交えつつ、練習風景やアメリカでの生活を追うもの。 1月のスーパーレック戦を終えて「あれが限界かなと思っていたんですけれど、僕は格闘家をやっている以上は世界最強を目指してやっているし、『勝たないといけない』から『勝ちたい』に気持ちが変わっているので、あの時よりもっといい自分を作れるんじゃないかなと思っています」と、話す武尊。 ロサンゼルスのジムでムエタイも交えたトレーニングをしていると言い、「試合でああいう怪我をしたのは初めてでもあったし、こうやって練習できるようになっても同じ攻撃をもらったら折れちゃうんじゃないか、脆くなっているんじゃないかって思うこともあるので、もちろん恐怖心はすごくあるんですけれど それ以上にまたリングで戦える喜びが大きいし、練習していてもまたこうやって蹴れるようになったんだとか、攻撃もらってもこの攻撃に耐えられているんだとか、1個1個毎日喜びがあって。試合の日もその喜びを感じながら戦いたいなと思っています」と、大怪我からの復帰で不安もあるが、それ以上に再びリングに上がって試合が出来る喜びの方が大きいとする。 スーパーレック戦を終えて、考え方にも変化が出てきた様子で「今までずっと根性とか気持ちだけでやってきて、それで結果を残せていたのでそれが正解だと思ってずっとやっていたんですけれど、実際試合をやってみてこれだけ練習したのにこれだけ動かないのかとか、こんなに身体壊れちゃうんだっていうのを凄く感じて。調整方法によってはもっといいパフォーマンスが出来ると思うし、もっといい身体作りが出来る可能性があるなっていう風に思えたので、今回はいつもと違う練習方法だったりとか、追い込み機関も前回は半年ちょっとで長すぎたのもあって調子が悪くなっちゃっていたので、ここからは怪我とかオーバーワークを気を付けながらいいコンディションで身体を作れたらもっといいパフォーマンスが出来るんじゃないかなと思っていますね」と、新たな試みも。 スパーリングパートナーたちのコメントもあり、そのうちの一人であるムエタイ-63.5kgアメリカ金メダリストのドナバン・マッキーバは「今日の武尊とのスパーはアツかったね。武尊はもう完全に別人だよ。マインド、粘り強さ、ハングリーさ、判断力、全てだ。次戦を見るのがすごく楽しみだ。凄くいい試合になるだろう。この試合に向けて調整をしている。過去の過ちも修正をしている。まったく新しい武尊になっているんだ。すでに一度ONEの経験もしているし、武尊は万全だ」と、武尊の変化を証言。 武尊は「K-1にいる時は自分が、K-1のチャンピオンが世界最強というのを証明したくて勝っていたのが、ONEに来て自分が世界最強を守らないといけない立場から、今は世界最強をつかみ取りに行く立場に変わって、いい意味で勝ちに飢えているというか。『勝たないといけない』から『勝ちたい』に気持ちが変わっているので楽しいですね、今」と、完全に挑戦者のマインドになっていることを話す。 そして、当初の対戦相手ブラック・パンサー(タイ)からタン・ジン(ミャンマー)に変わった事については「ミャンマーの選手に変わりました。対策とかはまるっきり変わってしまうので大変は大変ですけれど、これだけ追い込みをやって来て追い込みでも身体を消費するので、これだけ消費して試合をやれないのだったら、無駄にはならないですけれど、この試合へ向けて限界までやって来ているので、ここでやっておかないといけないなっていう気持ちはあるし、こういう状況も乗り越えてもっと上のステージへ行きたいなっていうのもあるので」と、逆境を力に変えて乗り越えることで上のステージへ行きたいと語った。
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