去年の“エッグショック”再び? 卵の価格高騰いつまで続く? 今年のクリスマスケーキは…
HTB北海道ニュース
高病原性鳥インフルエンザの感染拡大で、去年、道内は卵の価格が跳ね上がる「エッグショック」に見舞われました。その後、価格は下がりましたが、いま再び卵の価格が高騰しています。一体なぜなのでしょうか。 道産の平飼い卵を使った、卵かけごはん。新千歳空港では、8日から驚きのイベントが始まりました。 本間壮惟記者:「新千歳空港では、道産卵を使った卵かけごはんが、無料で振る舞われています。皆さんおいしそうに食べています」。 8日と9日に開催されている「北海道産の平飼いたまごかけごはんフェス」。道産卵の魅力をPRしようと、道内の養鶏関係者らの団体が主催したもので、2日間で400人に無料で卵かけごはんが提供されます。 参加者:「おいしかった」。「(無料は)めちゃくちゃうれしい。とっても濃厚で舌触り滑らかでうまい」。 ■ホクリヨウ社長/北海道養鶏会議会長・米山大介さん:「国内のお客さんだけじゃなくて、ぜひ外国からのお客さんにも食べていただきたい」。 無料で振る舞われた卵ですが、実は夏以降、値上がりが続いているんです。
1月には1kg185円だったMサイズの平均価格は、9月に262円まで上昇。その後も値上がりが続き、今月は8日現在で290円に。1月より105円も高くなっています。 この事態に頭を抱えているのが、飲食店やホテルなどに卵料理を販売するビッグエッグ札幌。看板商品の厚焼き卵は、1本につき10個の卵を使って500円。1日に300本ほど焼いているといいます。 ビッグエッグ札幌・西川健常務取締役:「(仕入れ価格は)キロ単価で言うと、夏場から今で30円くらいは上がってますよね。すぐ値段を上げるってわけにもいかないですし、いま我慢の段階ですね」。 こちらのお店では去年、厚焼き卵を100円値上げしたばかりです。 西川常務取締役:「(Q.どうしようもできない?)そうですよね。今のところはこの価格でいきたいと思っています」。 スーパーでは、毎週のように卵の価格が上がっていると言います。 森唯菜アナウンサー:「札幌市内のスーパーでは、卵1パック税抜199円で売られています。10月頭より30円値上がりしたということです」。 買い物客:「あんまり食べないようにしてるとかありますかね。(Q.クリスマスケーキとかは?)今回はレアチーズとかにしようかなと思って、卵使わないようにとか」。 買い物客:「ちょっと安くなってくれると助かります」。 なぜ、いま卵が値上がりしているんでしょうか。 キテネ食品館・中塚誠代表:「西日本での記録的な猛暑により、人間と同じように鶏も夏バテという感じになって生産数が減っている。向こうの方の生産数が上がってくると、多少なりとも卵の価格も毎週、毎週値上がりということはなくて、落ち着くのかなと思う」。 来月はクリスマスや年末で需要が高まるため、卵価格の高い状態が続きそうだということです。
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