科特隊のメカとウルトラマンを当時スチール満載で網羅した写真集!
復刊ドットコムが刊行してきたウルトラマンシリーズの超兵器写真集の第6弾として『ウルトラマン & 科学特捜隊超兵器写真集』が2024年12月中旬にリリースされる。今回は同シリーズ初の試みとして、超兵器だけではなくウルトラマンのスチール写真も単独カットと怪獣との激闘をとらえた写真が豊富に掲載される。 【関連画像】『ウルトラマン&科学特捜隊超兵器写真集』の写真を見る(画像12点) 『ウルトラマン』は1966年(昭和41年)7月17日から1967年(昭和42年)4月9日まで、TBS系列で毎週日曜19:00~19:30に全39話が放映された特撮TV番組。前作の『ウルトラQ』に続く円谷プロとTBSによる「空想特撮シリーズ」であり、シリーズで初めて変身巨大ヒーローのウルトラマンが登場した。 『ウルトラマン』は『ウルトラQ』を超える大ヒットとなり、続く『ウルトラセブン』以降も、巨大なウルトラヒーローと怪獣・宇宙人の戦いを主軸にするシリーズに発展。幾度かの休止期間を挟みながらも平成、令和へと続く「ウルトラマンシリーズ」の礎となった。特撮史に燦然と輝くエヴァーグリーンな作品である。 ウルトラマンシリーズの超兵器写真集は、復刊ドットコムが展開する、ウルトラマンシリーズの防衛チームの登場メカ=超兵器を主眼とした写真集。貴重な当時のスチール写真によって構成されており、極めて高い資料性を誇っている。 これまでに『ウルトラセブン 宇宙超兵器写真集』『帰ってきたウルトラマン MAT超兵器写真集』『ウルトラマンA TAC超兵器写真集』『ウルトラマンタロウ ZAT超兵器写真集』『ウルトラマンレオ MAC超兵器写真集』(※作品TV放映順)がリリースされており、昭和の初期ウルトラマンシリーズでは『ウルトラマン』を残すのみになっていた。 しかしここに一つの難題があった。最初の『ウルトラマン』は、円谷プロの写真ライブラリーに残されているメカのスチール写真の点数が他の作品と比べて少なく、これだけで1冊の本を構成するのに充分な量ではなかったのだという。特殊潜航艇S号、地底戦車ベルシダーに至っては、そもそもスチール写真が全く残っていなかったとのこと。 そこで企画に当たっては、熟慮の末、今回は、ライブラリーに残されている写真の中からウルトラマンと超兵器のスチール写真の両面構成とし、ウルトラマンの単独カットとメカは可能な限り全ての写真を網羅することで発行を決定したという。書名もこれまでと同じパターンの『ウルトラマン 科学特捜隊超兵器写真集』ではなく『ウルトラマン & 科学特捜隊超兵器写真集』になっている。 アニメージュプラスでは、同誌の企画を立案、編集と本文を手掛けた高島幹雄氏にその経緯を尋ねてみた。