ドジャース、ヤンキースとの「激しい獲得競争に」T・ヘルナンデスを巡りレッドソックス番記者が報道「市場はソトの契約後に加熱するだろう」
ドミノ倒しで大きく市場が動くかもしれない。ロサンゼルス・ドジャースからフリーエージェント(FA)となっているテオスカー・ヘルナンデスの争奪戦だ。 【動画】ワールドシリーズ制覇に貢献! T・ヘルナンデスのポストシーズン・ハイライト 今オフにドジャースから提示された2105万ドル(約32億円)のクオリファイング・オファー(QO)を拒否し、以降あまり状況に進展が見られないヘルナンデス。同球団以外には、ボストン・レッドソックス、ニューヨーク・ヤンキースが目玉フアン・ソトと契約できなかった場合の「プランB」として、T・ヘルナンデスの獲得を検討中だという。 現地12月7日、ボストンの地元スポーツメディア『Masslive.com』でレッドソックス番を務めているクリス・コティーヨ記者は、自身のXを更新。情報筋の話として、「テオスカー・ヘルナンデスの獲得に乗り出したレッドソックスだが、ドジャース、ヤンキースとの激しい獲得競争に直面しそうだ」と最新情報を伝えている。 また、7年総額1億8200万ドル(約273億円)でサンフランシスコ・ジャイアンツとの契約合意が報じられたウィリー・アダメス、3年総額4950万ドル(約74億円)でボルティモア・オリオールズ入りが伝えられているタイラー・オニールと比較し、「彼らのような先手ではなく、この市場は、ソトの契約が決まった後に一気に加熱するだろう」と分析した。 さらに続く投稿では、「ソトを獲得できなかった球団にとって、間違いなくT・ヘルナンデスが合理的な中心人物となる」と記述。今季ドジャースで打率.272、33本塁打、99打点、OPS.840を記録し、チームのワールドシリーズ(WS)制覇に貢献した32歳だが、その移籍先は、ソトの影響を強く受ける形となりそうだ。 WS優勝後に「ドジャースが契約の最優先」と語っていたT・ヘルナンデス。はたしてその行き先は、どの球団となるのだろうか。 構成●THE DIGEST編集部
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