「鼻づまり」放置で視力低下・意識障害などにも…専門医に学ぶ!長引く鼻づまりの原因や解消法
身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。 メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。 ドクターは、東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科学教室 教授 医学博士 鴻信義先生です。 【動画】外に出たら鼻水が!これって花粉症?それとも他の病気?見極め方はこちらから【24秒~】 今回のテーマは「~放っておくと一大事!~ホントは怖~い"鼻づまり"」 約440万人が日頃から「鼻づまり」に悩まされているといいます。鼻の近くには目や脳があるので、放置していると視力低下・頭重感・高熱・意識障害などにつながる可能性もあるそうです。特にこの冬はインフルエンザなどの感染症が猛威を振るい、これからの時期は花粉の飛散がピークに。そこで今回は、長引く鼻づまりの原因や解消法などを専門医に教えてもらいました。
鼻づまりを起こす病気(1)「鼻中隔弯曲症」
<鼻中隔弯曲症について> 鼻中隔弯曲症とは鼻の穴を2つに隔てている中央の仕切りである「鼻中隔」という骨が曲がっている病気。空気の通りが悪くなり、鼻づまりや鼻血などの症状が現れます。鼻水が詰まっているのではなく、空気の通り道が狭くなっているため、鼻をかんでも症状は消えないのだとか。湾曲する原因は、怪我のほかに子供から成長していく過程で骨の発育スピードの差が生じて曲がってしまう事があるそうです。 <鼻中隔弯曲症の治療は?> 鼻中隔弯曲症の治療は、手術で出っ張りを取り、形を修復する事で通気を良くするそうです。症状が辛い場合は耳鼻咽喉科を受診しましょう。 <鼻中隔弯曲症のセルフチェック> 先生によると、大体の人は鼻中隔がどちらかに曲がっているそうです。その曲がりが強いと鼻中隔弯曲症という病名がつくのだとか。片方ずつ鼻の鼻を塞いで常に同じ側が詰まっていないか確認してみましょう。常に片側が詰まっている場合は、鼻中隔弯曲症の可能性があるそうです。
鼻づまりを起こす病気(2)「アレルギー性鼻炎」
<アレルギー性鼻炎について> 鼻の中には鼻腔という空気の通り道があり、表面は毛細血管が通う粘膜に覆われています。その粘膜が、外から入ってきた異物に対し、アレルギー反応を起こすと腫れあがって空気の通り道が狭くなり鼻づまりを引き起こすのだとか。アレルギーの原因は、花粉やホコリ、ペットなどさまざまだそうです。 <アレルギー性鼻炎の治療は?> アレルギー性鼻炎の治療は、飲み薬や鼻のスプレーなどがあるそうです。(※ペットアレルギーで症状が強い方は、飼育継続の是非を専門医と相談してください。)