なぜ日本に導入しない!?? 日産キャシュカイe-POWERがすげえカッコよくて売れそう
デュアリスの頃よりもデザインに優れ、高級感が増した!!
現行型のキャシュカイは2021年に登場、2022年にe-POWERが追加された。日本でもエクストレイルに搭載されている1.5L 可変圧縮(VC)ターボが採用されており、e-POWER車は、「News UK Motor Awards 2024」で最優秀賞パワートレイン賞も受賞するなど、現地でも高く評価されている。 2024年4月のビッグマイチェンでは、エクステリアデザインを大胆に変更。特にフロントフェイスは、従来のVモーショングリルから、日本の甲冑の「うろこ模様」からインスパイアされたという緻密で繊細な模様が全体に配置された新しいフェイスとなった。光沢のあるブラック塗装で仕上げられていることで、見る角度によって異なる個性的な表情をつくりだしており、ヘッドライトの形状も、よりシャープなものに変更され、ライトの下にはグリルと同じ「カンマ」形状のデイタイムランニングライトが配置されている。 インテリアも、上級グレードにはアルカンターラ素材が採用されており、最新のコネクテッド技術、安全運転支援システムも、もちろん搭載されている。デュアリスの頃よりもデザインに優れ、高級感が増した最新型キャッシュカイであれば、日本でもそこそこ売れるのでは、と考えられる。
いっそのこと、キックスを廃止してこのキャッシュカイとインドのマグナイトを導入しては??
冒頭でも触れたが、日本の日産ラインアップにおけるSUVは、キックスとエクストレイルのみ。SUVが主流になりつつある昨今においては、選択肢が少なすぎる状況だ。そのキックスも、他社のコンパクトSUVと比較して割高感があることなどで、販売が伸び悩んでいる。 実際、2024年度上半期(4月~9月)の販売台数は、前年比91.9%の約6,800台。ライバルであるホンダWR-V(17,800台)や、ヤリスクロス(約36,500台)に大きく後れを取ってしまっている。このままでは2024年10月に登場した新たなライバル、スズキ「フロンクス」にも引き離されてしまう結果になりかねない。 エクストレイルとキャッシュカイは、全幅こそさほど変わらないが、全長は240mmも違う(キャッシュカイ:全長4,425mm×全幅1,835mm×全高1,625mm、WB 2,665mm、エクストレイル:4660mm×1840mm×1720mm、WB 2705mm)。キックスクラス(4290mm×1760mm×1605mm、WB 2620mm)のコンパクトSUVも必要ではあるが、キックスがここから販売台数を伸ばすのはかなり難しいと思われ、いっそのこと、キックスを廃止して、インド日産のコンパクトSUV「マグナイト」(全長3994mm×全幅1758mm×全高1572mm、WB 2500mm)と、このキャッシュカイを導入し、ロッキー/ライズ、WR-Vと競わせるほうが、望みがあるように思う。 キャッシュカイは、英国サンダーランド工場生産であり、円安が続くなかでは、日本での生産が叶わなければ価格を抑えることも難しいだろうが、このキャッシュカイ&マグナイトの国内導入作戦であれば、一発逆転もありえるかもしれない。ぜひとも日本導入を期待したい!!