自民党山形県連が次期知事選の独自候補擁立断念…現職・吉村知事無投票で5回目当選の公算大きく
山形放送
山形県知事選挙の告示まで1か月に迫る中、自民党県連は現職の吉村知事への対抗馬擁立を断念する見通しであることが分かりました。現時点で、吉村知事の他に出馬の動きはなく、無投票で5回目の当選を果たす公算が大きくなっています。 自民党県連は前回2021年の知事選で、現職の吉村知事に対立候補を擁立しましたが、大差で敗れました。 その後、任期満了に伴う1月の次期知事選に向けて独自候補の擁立を模索してきましたが、現在も具体化に至っていません。こうした中、関係者によりますと、自民党県連の幹部が対抗馬擁立を断念する方針を固めたことが分かりました。 吉村知事は12月6日に知事選への出馬を正式に表明。7日には自民党県連を訪れ、遠藤利明会長らと面会しました。 吉村知事「災害からの復旧・復興に全員の力を結集して取り組んでいかなければいけないと思っている。ぜひよろしくお願いしますと申し上げました」 自民党県連では、12月15日に県内の支部長らを集めた会議で協議した上で、対抗馬の擁立断念や、吉村知事への対応を決定する見通しです。 自民党県連・遠藤利明会長「知事から自由民主党から支援をいただきたいという要請をいただいた。近々開く支部長・幹事長・選挙対策委員会の議論を経て決定させていただく。主義、主張はどうあれ、国政と県政はしっかり連携していくことが必要だと思っている」 次期知事選をめぐっては、現在のところ吉村知事以外に出馬の動きはなく、自民党県連が対抗馬の擁立断念を正式に決定すれば、無投票で5回目の当選を果たす公算が大きくなっています。 吉村知事は現在73歳、無所属で出馬する予定で、関係者によりますと、これまでと同様に政党への推薦は求めない方針です。 知事選は1月9日に告示され、選挙戦となった場合は26日に投開票が行われます。