小中学生ら未来の棋王目指し熱戦 魚津で棋王戦記念将棋
将棋のタイトル戦、第49期棋王戦コナミグループ杯5番勝負第1局が富山県魚津市で4日行われるのに合わせ、記念大会「ミラたん杯こども棋王戦」が3日、同市の新川文化ホールで開かれた。県内の小中学生ら57人が“子ども棋王”を目指して盤上で熱戦を繰り広げた。 小学生低学年(園児含む)、同高学年、中学生の3部門で予選リーグと決勝トーナメントを行った。出場者は最善の一手を見つけようと、真剣なまなざしで指していた。 小学生低学年の部は萩原拓未君(高岡市下関小2年)、同高学年の部は拓未君の兄の和希君(同5年)、中学生の部は3日夜の前夜祭で藤井聡太棋王に花束を贈った油本綾花さん(魚津市西部中3年)がそれぞれ優勝した。各部門の上位2人は、4日の藤井棋王と伊藤匠七段との対局を見学する。油本さんは「近くで対局を見られるなんてうれしい。勝つテクニックを吸収したい」と話した。 4日の大盤解説会に参加する村田顕弘六段(魚津市出身)、服部慎一郎六段(富山市出身)、野原未蘭女流初段(同)が会場を訪れた。指導対局があり、子どもたちは県出身棋士を相手に腕試しし、交流を楽しんだ。記念大会は魚津市、北日本新聞社主催。
▽小学生低学年(2)内田泰大(3)井上誠、坂田朝康▽同高学年(2)光地智彦(3)日下守、柏木真由子▽中学生(2)日下克紀(3)深井一樹、三浦洸希