【日本株】2024年・夏の「おすすめ新興株」2銘柄!東証プライムへ市場変更を準備中の「カバー」、パーキンソン病専門ホームで成長中の「サンウェルズ」に注目
【2024年・夏のおすすめ新興株】業績拡大で反転上昇が見込まれる「カバー」や、中期経営目標を上方修正した「サンウェルズ」に注目! 【図版】パーキンソン病の専門ホームを運営する企業 ●Vチューバー事務所の運営で業績を伸ばす「カバー」や、 運営施設の展開を加速させる「サンウェルズ」に注目! 2024年3月から5月までの3カ月間で、東証グロース市場250指数は20%も下落。日銀が追加利上げを前倒しで実行するとの見方が広がったことが要因だ。5月24日には2020年4月以来となる安値を付けており、その後もさえない動きが続いている。 こうした新興市場の状況を踏まえて、ここからは東証グロース市場に上場する「新興株」のうち、アナリストが業績をチェックしたうえで、投資判断を”強気”としている2銘柄を紹介しよう! (※最低投資額などの数字は、2024年6月5日時点。投資判断は今後3カ月に関するもので「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階。投資判断や分析コメントはアナリストなど16名から構成された「ダイヤモンド・ザイ人気500銘柄分析チーム」が担当) 一つ目の銘柄は、Vチューバ―事務所を運営するカバー(5253)だ。 カバーの業績は、グッズの販売チャネルの拡大などで、収益性が一段と向上。今期は拡散力の高いメディアを通じて認知を拡大し、VチューバーIPとの接触機会を促進。海外はアニメ市場の浸透が高い北米とアジア地域を重視。イベントや商品・サービスの増加を目指す。メタバースのプロジェクト「ホロアース」では、Vチューバーの活動を支援する新たな環境を提供予定。東証プライム市場への変更申請に向けた準備を開始している。 続いて紹介するのは、パーキンソン病の専門ホームを運営するサンウェルズ(9229)だ。 サンウェルズにとってはマイナスだった、診療・介護報酬改定への懸念は一服したが、今度は国内金利の上昇が重しとなって株価は伸び悩んでいる。ただ、施設の展開を加速させて中期経営計画の目標を上方修正しており、成長速度は期待以上。既存施設も高稼働になっている。2027年3月期には売上高500億円超、営業利益100億円超に達する見通しだ。新興市場の苦境を反映して投資判断を引き下げるが、中長期的な成長への期待は変わらない。
ザイ編集部
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