パリパラリンピックやり投げで7位 山崎晃裕選手が出身の鶴ケ島市表敬訪問 「満員の中でプレー、夢のような感覚」 高校時代は野球部に所属 東京パラ出場を目指してやり投げに転向
パリ・パラリンピック陸上男子やり投げで7位に入賞した埼玉県鶴ケ島市出身の山崎晃裕選手(28)=東京国際大出、順大職=が3日、同市の斉藤芳久市長を訪れた。山崎選手は「8万人を収容可能の会場が満員の中でのプレーは夢のような感覚だった」と振り返り、「日本でのパラスポーツの認知度を上げ、次のロサンゼルス大会ではたくさんの日本のファンを連れて出場したい」とした。 「不満」の対義語は「感謝」…競技生活と病から得た経験、中学生に語る 川口で競泳オリンピアンの星さん
山崎選手は市立鶴ケ島第一小学校、西中学校を卒業。生まれつき右手首から先がない。小学3年から野球を始め、山村国際高校(坂戸市)では野球部に入部。2014年には障害者野球の日本代表として、世界大会での準優勝も経験している。「東京パラリンピックに出場したい」と15年からやり投げに転向し、21年のパラリンピック東京大会で7位入賞の成績を収めた。 斉藤市長は「次も頑張って3大会連続出場を期待している。鶴ケ島の誇りだ」とし、8月に市内で行われた降雨祈願の行事「脚折雨乞」のポロシャツなどを贈った。