メイウェザーがフューリーと3度目対決内定の前世界ヘビー級王者ワイルダーに異例メッセージ「俺が教えれば勝てる」
メイウェザーは「勝利、敗戦、ドロー…とあったが、ワイルダーは、多くの勝利を成し遂げた兄弟だ。仲間として彼をサポートしなければならない」と熱弁。「何があっても、あなたはまだ私の中では勝者だ。キングだ!」と、ワイルダーを持ち上げた。 もしメイウェザーが3度目の対決に向けてワイルダーの特別トレーナーを務めることになれば大きな話題になるだろう。現役時代に超一流のディフェンス技術を持ち、戦術、戦略にたけたメイウェザーが、世紀の再戦で、スタイルをまるっきり変えてきたフューリーを攻略するために、どんな知恵を授けるかも注目である。 ただメイウェザーには”言うだけ番長”的な”前科”が多々あるので、この異例合体が実現するかどうかも怪しいのではあるが……。 一方、鎧コスチューム騒動以来、沈黙を守っていたワイルダーだが、3度目の対戦の権利を行使した後に、SNSを使って公式コメントをビデオで発信していた。 「(フューリーとの)戦いは始まったばかりだ。私たちはどこにも行かない。私は再び立ち上がる。私は強い。私はキングであり、あなた(フューリー)は私の誇りを奪うことはできない。私は戦士だ。私は死ぬまで戦うキングだ」 試合後、王者に返り咲いたフューリーは、リング上で「俺がキングだ」と吠えたが、その言葉を逆手にとって挑発した。 そしてワイルダーはファンに対してこう語りかけた。 「私たちはタイトルを取り戻すためにカムバックする。あなたたちのキングは健在だ。私たちは灰から不死鳥のように立ち上がってタイトルを取り戻す。戦いは始まった。数か月後に逢おう」 まだ正式発表はされていないが、7.18の「ワイルダーvsフューリー3」は、続けてボクシング界注目のメガファイトとなることは間違いない。 ちなみに2人のドローに終わった第一戦のPPV(有料放送)の契約件数は約32万5000件だったが、今回の”世紀の再戦”では、約75万件を超える視聴があり、80万件に迫る勢いだったという。PPVの過去最高は、2015年5月に行われたメイウェザーと、6階級制覇王者、マニー・パッキャオ(フィリピン)との対戦で約460万件となっている。