「家計については心配していない」高齢者が6割越え!?老後は月20万円の収入が「普通」なの?
年金、退職金、わずかな貯金でも楽しく暮らしていける?
最後に、60歳以上の人たちが、どの程度楽しみや生きがいを感じているのかについての調査結果を見ていきます。内閣府の同調査によると、結果は表3のとおりです。 表3
※内閣府「令和3年度 高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査結果(全体版) 第2章 調査結果の概要 8.世代間の交流・生きがい (5)現在どの程度、生きがい(喜びや楽しみ)を感じているか」より筆者作成 表3を見ると、生きがいを感じている人の割合は73.2%、感じていない人の割合が20.3%となっています。家計にゆとりがなくても、生きがいを感じる割合が多いことが分かります。生きがいを感じている人が多い一方で、生きがいを感じていない人の割合も一定数いるため、老後への貯金をしながら自分の生きがいを探すと、よりよいでしょう。
家計にゆとりがある人は少ないから、貯金額を増やしていけるように工夫しよう
本記事では「60歳以上の方では、経済的な暮らしについて心配していない人が6割いること」「毎月の収入は20~25万円」ほどの人が多いことが分かりました。とはいえ、生活にゆとりがあるわけではない人が多く、貯金をしておくに越したことはありません。家計の収支を確認して、貯金額を増やしていけるように工夫するとよいでしょう。 出典 内閣府 令和3年度 高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査結果(全体版)第2章 調査結果の概要 1.調査対象者の基本属性 (9)経済的な暮らし向き(14ページ) (10)1か月当たりの平均収入(税込み)(14ページ) 8. 世代間の交流・生きがい(5)現在どの程度、生きがい(喜びや楽しみ)を感じているか (116ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部