【県立病院・JA県厚生連】収益改善へ「やれることをしっかり一個ずつ」病院職員向けセミナーを開催【新潟】
巨額の赤字を抱える県立病院とJA県厚生連の職員に向けた経営セミナーが7日開かれ、病院経営を維持するための改善点などを探りました。 【動画】【県立病院・JA県厚生連】収益改善へ「やれることをしっかり一個ずつ」病院職員向けセミナーを開催【新潟】 新潟市で開かれたセミナーには、オンラインを含めて約130人が参加。県と連携協定を結ぶコンサルティング会社の講師が、経営改善のポイントを指導しました。 ■日本経営東京支社 川端康正次長 「何十億円も短期で改善するのは、なかなか難しい。ただ、実際にやれることをしっかり一個ずつ積み上げていかなければいけない。」 講義では、病棟ごとに目標の患者数を設定するなど、収益改善の事例が紹介されました。県立病院は、今年度の赤字が13病院で約46億円にのぼる見込みです。県内で11の病院を運営するJA県厚生連も今年度の赤字が60億円にのぼるとみており、両者は再編を視野に協議しています。 ■県病院局経営企画課 田中秀明課長 「今の厳しい経営環境と、実際経営に対してどういう点を見ていけばいいのかということを学ぶ機会として、セミナーを開催した。」 講義の後、参加者は病院経営の改善点を探るワークショップに取り組みました。