百貨店でも人気 ウイスキーブームまだまだ続く!?
2009年頃にハイボールが流行。その後、今年3月まで放送されていた連続テレビ小説『マッサン』の影響もあり、ウイスキーブームにかげりは見えない。名古屋・栄の複数の百貨店から、ここ数年は国産ウイスキーがよく売れているという。愛知県内の蒸溜所産原酒からつくられた商品も発売されるなど、今も続いているというウイスキーブームを追ってみた。
ラベルの力強い毛書体、外国人に人気
ウイスキーの市場は年々伸びている。国内のウイスキー出荷数は、2011年が約1050万ケースに対し、2015年は約1330万ケース(見込)と2011年比で127%も増加。サントリーのブランドマネージャーの大橋さんは、「近年、角ハイボールブームに加えて、プレミアムウイスキーも人気を集めています。その上、ドラマ等の影響もあり、これまでウイスキーに馴染みのなかったお客様にも興味関心をもたれるようになり、市場はさらなる拡がりをみせています」と話す。 また名古屋・栄の複数の百貨店から、ここ数年は国産ウイスキーがよく売れているという声も届いている。中国人を中心とした外国人客が土産に購入することも多いとか。ジャパニーズウイスキーは、欧米のコンペティションで高い評価を得ており、品質面から大変注目されているのだ。 さらに、ラベルの力強い毛書体などが、外国人にとっては興味を惹かれるようで、“飲むだけではなく飾りたい”という気持ちも購入に拍車をかけているという。
食中酒としてウイスキー楽しむ人も増加
ウイスキーブーム真っ只中の今、サントリーがウイスキーの新商品『知多』を発売した。『知多』は愛知県知多市にある知多蒸溜所産の原酒からつくられ、軽やかな味わいと甘い香りが特徴だ。 「ウイスキーのブランドとしては11年ぶりの新商品です。現在拡大を続けるウイスキー市場において、ハイボールを中心に食中酒としてウイスキーを楽しまれているお客様も増えています。20~30代の方を中心に、より軽やかな味わいで楽しめるウイスキーをお届けしたいと考えました」と、開発経緯をブランドマネージャーの大橋さんは語る。開発には約3年をかけたという。