2024年のオススメ映画 [海外編] 今年チェックすべきトピック6選
『パスト ライブス/再会』 24年間すれ違った運命の相手とNYで再会する7 日間
本年度アカデミー賞®最有力、ゴールデン・グローブ賞 5 部門にノミネートされている注目作『PAST LIVES』(原題)が、『パスト ライブス/再会』の邦題で2024年 4月5日より全国公開される。 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を生み出した A24 と『パラサイト 半地下の家族』配給の韓国の CJ ENM が初の共同製作で贈る本作は、移住によって離れ離れになった幼なじみのふたりが 24 年後、36歳の夏にNYで再会する 7 日間を描く、大人のラブストーリー。 既に公開を迎えた各国では、共感と絶賛の嵐が巻き起こり、世界の映画祭でも高い評価を得ている。本作は、賞レースの幕開けを飾るゴッサム賞で、見事作品賞を受賞!先日発表されたゴールデン・グローブ賞では『オッペンハイマー』や『バービー』など名だたる作品と肩を並べ作品賞(ドラマ部門)・監督賞・脚本賞をはじめ主要 5 部門へノミネート、受賞に王手をかけている。 本作で鮮烈な長編映画監督デビューを飾るのは、セリーヌ・ソン。12 歳の時に家族と共にカナダへ移住した自身の原体験を元にオリジナル脚本を執筆した。主人公・ノラ役には、Netflixのドラマシリーズ「ロシアン・ドール」で注目され、声優として『スパイダーマン スパイダーバース』にも参加、アジアンビューティーな魅力を活かしハイブランド・ロエベのモデルも務めるグレタ・リー。幼なじみのヘソン役には、ニューヨークとベルリンで俳優としてのキャリアを重ね、2009年よりソウルを拠点に活躍、「その恋、断固お断りします」(Netflix)などに出演し活躍の幅を広げる、ユ・テオが抜擢された。夫・アーサー役には、『キャロル』や『マネー・ショート 華麗なる大逆転』などに出演、『ファースト・カウ』で主演を務めるジョン・マガロがキャスティングされ、存在感を放っている。 物語は「運命」の意味で使う韓国の言葉“縁―イニョン―”がキーワード。見知らぬ者がすれ違ったときに、袖が偶然 触れるのは、前世―PAST LIVES―でふたりの間に“縁”があったから。登場人物達が感じるいくつもの「もしも‥‥」 が、観客一人ひとりの人生における「あのとき」の選択に重なり、心の中に存在する“忘れられない恋”の記憶を揺り起 こす。これは、あなたの物語。 あらすじ ソウルに暮らす 12 歳の少女ノラと少年ヘソン。ふたりはお互いに恋心を抱いていたが、ノラの海外移住により離れ離れになってしまう。12年後24歳になり、ニューヨークとソウルでそれぞれの人生を歩んでいたふたりは、オンラインで再会を果たし、お互いを想いながらもすれ違ってしまう。そして12年後の36歳、ノラは作家のアーサーと結婚していた。ヘソンはそのことを知りながらも、ノラに会うためにニューヨークを訪れる。24 年ぶりにやっとめぐり逢えたふたりの再会の 7 日間。ふたりが選ぶ、運命とはーー。 2024年4月5日 公開