中国、地方政府が売れ残り住宅の買い入れ検討 数百万戸を大幅値引きで
中国政府が全国の地方政府に数百万戸の売れ残り住宅を買い取らせる案を検討していると、ブルームバーグ・ニュースが事情に詳しい関係者の話として5月15日に報じた。地方政府系企業が国有銀行の融資を利用し、経営難のデベロッパーから大幅な値引き価格で住宅在庫を購入するよう、当局はこの案の詳細と実現可能性について協議を進めているという。 この報道を受け、中国株式市場のCSI300指数は2%値上がりした。 国務院がこの案について、さまざまな省・政府機関に意見を求めているという。 地方政府系企業が国有銀行の融資を利用して経営難のデベロッパーから大幅な値引き価格で売れ残り住宅を購入するよう支援を要請される見通し。その後、多くの物件を手頃な価格の住宅に転換する。 当局はこの案の詳細と実現可能性について協議を進めており、指導部が実施を決めた場合、最終調整に数カ月かかる可能性があるという。