【女性の厚生年金】平均でいくら?一覧でわかる「月額20万円以上」の割合
2024年12月下旬、厚生労働省より年金に関する最新データが公開されました。 「国民年金や厚生年金はどれほど支給されているのか」と気になる方も多いでしょう。 ◆【年金一覧表】「厚生年金」男女の平均額はひと月いくら? 厚生年金の受給額には現役時代の報酬が影響するため、男女差や個人差が大きいのが特徴です。 では、女性の厚生年金受給額は平均でいくらくらいなのでしょうか。月額20万円以上の割合を見るとともに、記事の後半では個人ができる老後対策について考えていきます。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
私が受け取れる年金は?厚生年金と国民年金の仕組み
将来受け取れる公的年金の種類について、正しく理解できていないという方もいるでしょう。 公的年金は国民年金と厚生年金の2階建て構造となっており、国民年金(老齢基礎年金)のみしか受け取れないという人もいれば、厚生年金が上乗せしてもらえるという人もいます。 ●国民年金(1階部分) ・原則、日本国内に住む20歳以上60歳未満の全員に加入義務がある ・保険料は一律で、2024年度は月額1万6980円(前納あり) ・納付した期間に応じて将来もらえる老齢基礎年金額が決まる ●厚生年金(2階部分) ・公務員やサラリーマンなどの第2号被保険者が、国民年金に上乗せして加入する ・収入に応じた保険料を支払う(上限あり) ・加入期間や納付額に応じて将来もらえる老齢厚生年金額が決まる 加入する年金や納付期間によって、将来の年金受給額が決まります。 特に厚生年金は年収に応じた保険料を支払うため、より個人差が大きくなっています。今のシニアが現役世代の頃、厚生年金に加入して働く女性は男性より圧倒的に少なかったため、年金額にも差があります。 では、女性が受給する厚生年金は平均でどれほどなのでしょうか。
【最新】女性の厚生年金受給額は平均でいくら?
厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考に、女性の年金額を見ていきましょう。 ● 厚生年金の平均年金月額 〈全体〉平均年金月額:14万6429円 ・〈男性〉平均年金月額:16万6606円 ・〈女性〉平均年金月額:10万7200円 ※国民年金部分を含む 全体平均は14万6429円でしたが、女性では10万7200円となっています。 では、月額で20万円以上という女性はどれほどいるのでしょうか。