在沖米兵の性犯罪巡り院内集会 「社会全体が意識変えて」
在沖縄米兵による相次ぐ性的暴行事件で、政府が沖縄県に情報を伝えていなかった問題を巡り、米軍基地に反対する市民団体などは13日、参院議員会館で院内集会を開いた。講演した「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」の高里鈴代さん(84)が「暴力を受けた人を責め立てるのが私たちの社会。意識を変える必要がある」と訴えた。 高里さんは、これまで沖縄県内で起きた事件でも、世間では被害者に落ち度があるかのように推測されることがあったといい「社会はどこまで加害者を守ろうとするのか」と強調した。 集会前の政府との交渉には約230人が参加。政府側は警察庁や法務省、外務省、防衛省の担当者が出席した。