【びわこボート・GⅢイースタンヤング】関浩哉 特別インタビュー/連覇果たしてヤングダービーへ/16日開幕
コンスタントな内容に手応え
――今年は1月のプレミアムGⅠ「ボートレースバトルチャンピオントーナメント」を制して一年を滑り出しました。ここまでの足取りについてはいかがですか。 「年頭の勢いのまま突っ走れたらとは思いましたが、その後の記念では6月(戸田周年の優出3着)まで優出がなかったし、そううまくはいかない。ただ、事故をせずにコンスタントに走れていることの価値が大きいと自分では思っています。Sにしろ航法にしろ、事故をしては何にもなりません」 ――勝ちたい、期待に応えたいという思いを、どこまで押し出せばいいのかのあんばいは難しい。 「エンジンの調子が悪いときに無理をすると、(事故を誘発する)おかしなレースになってしまいがち。そういうのは良しとしません。その点で、視野が狭くならずにいいバランスでレースに臨めている。そこは評価できると思います」
“ビワイチ”に興味津々
――ボートレースびわこだけでなく、滋賀県全体の印象はどうですか。 「食べたり飲んだりが楽しい土地ですよね。レース場近くに前泊して近江牛を食べたことがありますけど、おいしくてびっくりしました。一緒に地元の日本酒もいただきました」 ――ほかにもありますか? 「最近、自転車に乗るのが趣味なので、自転車で琵琶湖一周(ビワイチ)ができたらいいなと思っています。自分の知っている滋賀ってレース場の近くだけ。県全体で見たら、南西の端の一部だけですよね。一周することで、ほかのいろいろな滋賀の魅力に出合えたら楽しいだろうなって思っています」 ――とてもワクワクする旅路ですね。今大会も関選手にとっては、地元の晴れ舞台へとつながる行程の出発点ですよね。 「今年で卒業のヤングダービーが、自分の地元の桐生で開催されるというのも何かの縁。イースタン優勝者として行けたらいいと思うし、このびわこから頑張りたいですね」
プロフィル
◆関浩哉(せき・ひろや) 1994年11月16日生まれ。群馬県富岡市出身。吉井高卒業。登録番号4851。2014年11月デビューの115期。15年8月に住之江で初優出(2着)。18年前期のA級初昇格までダッシュ一本を貫き通した、近代ボートレースでは希有な経歴を持つ。18年9月、デビュー初優勝をGⅠ(浜名湖のヤングダービー)で達成という離れ業を演じた。23年にはグランプリシリーズ戦でSG初優出(4着)。158センチ、50キロ、O型。