野鳥から《鳥インフルエンザ》ハシビロコウは屋内のみの展示 イベントも中止に【のいち動物公園】
高知さんさんテレビ
高知県安芸市で死んだ野鳥から鳥インフルエンザの陽性反応が確認されたことを受けて、県内の動物園では野鳥への対策が行われています。 中川果歩記者: 「以前まではこちらのテラスまで出られていたハシビロコウがきょう(26日)から屋内のみの展示となっています」 24日夕方、安芸市赤野で住民が死んだ野鳥を発見し県に通報しました。県によりますと見つかったのはノスリの成鳥1羽で簡易検査の結果「A型鳥インフルエンザウイルス」の陽性反応がありました。 感染力が高い「高病原性」が疑われるため県は25日、遺伝子検査のため国立環境研究所に検体を送りました。 香南市ののいち動物公園は、県外で複数、高病原性鳥インフルエンザが確認されたことを受けてすでに11月から水鳥やアナホリフクロウなど鳥類の展示を中止していました。ハシビロコウは県内で鳥インフルエンザが出たことから屋内のみの展示に。 のいち動物公園ハシビロコウ担当・木村夏子さん: 「今回県内で(鳥インフルエンザが)出てしまったのでテラスにも出ることができなくなって完全に屋内での飼育という形になっております」 「生き餌をあげたり中の環境を変えたりとかして彼らがこの中で少しでも快適に過ごせるように取り組んでいる次第です」 鳥類の他にも、毎週開催している「リスの小道」や「ウマのニンジンタイム」などのイベントが当面の間中止となっています。 見つかったノスリの検体は27日研究所に到着し、遺伝子検査は1週間ほどかかるということです。 鳥インフルエンザは野鳥観察など通常の接し方では人に感染しないと考えられています。県は死んだ鳥を見つけた時は素手で触らず県や市町村役場に連絡してほしいと呼びかけています。
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