アユ釣り漁期延長⁉神奈川県・相模川で行われた「特別採捕」に参加してみた
日に日に秋深まる今日この頃。河原の景色もすっかり寂しい感じに。吹く風は冷たくドライスーツに身を包み上着を着ての出動だ!今シーズンを締めくくるべく訪れた川は禁漁日を経て「特別採捕」期間中の神奈川県・相模川だ。今年も調査員として「特別採捕」に参加することにした。シーズン終わりの川の様子を、実釣しながらレポートさせていただく。 【画像】今日イチのアユ!でかーい!
2018年から始まった相模川のアユ「特別採捕」とは?
まず「特別採捕」とは何のために?と言うことだが、今後将来的にアユ漁期を延長する事が目的である。 漁法は「友釣り」に限られ、特別採捕期間は10月15日~10月31日までとされる。特別採捕期間に調査員として釣りをするには、登録が必要である。登録すると番号が登録され、その番号を調査票に記入してのスタートとなる。この「登録」には制限はなく誰でも登録することが可能。(県外の方も歓迎との事)しかし、登録の締切は9月後半までなるので要注意。(2018年から始まった特別採捕で過去に一度でも登録した者は調査終了年迄有効) そして、この「特別採捕」期間に限っては年券保持者であってもその都度「日釣り券1500円」を購入しての釣行となる。釣行が終わったらオトリ屋さんに釣果報告をして終了となる。あくまで調査期間となっているので釣果報告をお忘れなく! この「特別採捕」は相模川、支流の中津川で行われている。採捕場所は自由だが1日の遊漁券で両河川の移動は出来ないので注意して頂きたい。調査とはいえアユ釣りが出来る期間が長くなるのは嬉しい事だ。いつかこの調査が実を結びアユにとっても、釣り人にとっても良い結果が出てくれればと思う。
実釣は相模川メインポイント高田橋エリアで
夜明けを待ちオトリ屋さんへ!調査票を記入、特別採捕の日釣り券とオトリを購入。オトリ屋さんで情報を教えて頂き、今日は今季絶好調の一本瀬下へ向かった。先行者がチラホラ。しかし、特別採捕期間ともあって、いつも満員御礼のこのポイントでも混雑はなかった。右岸側からは3、4人の人が竿を出していたがいい感じに竿が曲がっている。私達は空いていた左岸側からの竿を出した。早速仕掛けを張っていると向かいに立つ方から、「『釣りビジョンマガジン』読んでいますよ!」と声を掛けて頂きとても嬉しく素敵な一日の始まりとなった。 さてさて仕掛けであるが今日は水中糸複合0.07、つけ糸0.4号、ハリシワリ系7.0号で望む事にした。このポイントは水深が私で胸以上あるポイントなのでアユを目視は出来ないが兎に角アユが跳ねる跳ねる!魚影の濃さが伺える。 左岸に人が少なかったことからなるべく左岸ヘチを上飛ばしで狙うことに。一流し目!アユが上流へと昇るとズドーン!と目印は引き込まれ早速来ました!若い良型アユ!この掛かりアユを放つと今度は流心の深みでズッドーーーン!先ほどよりも強烈な引き!背掛かかりであろう掛かりアユが上がって来ず悪戦苦闘!やっと寄ってきたと思った瞬間だった…スッと軽くなった。ドンブリである。想像以上のサイズのアユがいるようだ。ワンランク強い仕掛けに張り直して振り出しスタートである(水中糸複合0.1、つけ糸0.6)。