ザークツィー、デ・リフト、スターリング……今季《プレミアリーグ・ワースト新戦力》は誰だ 屈辱の1位は未だ1ゴールと悩めるFW
期待されていたビッグネームがズラリ
今季のイングランド・プレミアリーグでのワースト新戦力を選ぶなら誰になるのか。プレミアリーグも前半戦を終え、後半戦へと向かっていく。まだシーズンは半分の段階だが、すでに失敗の気配が漂う新戦力たちが数名いる。 今回英『GIVE ME SPORT』が新戦力ワースト11を作成しているが、果たしてワースト1位になってしまったのは誰なのか。このワーストランキングは移籍金額の高さ、パフォーマンスレベル、新天地でのインパクト、加入時の期待度の大きさなどから選出されたものだ。 11位:ベン・ブレアトン(サウサンプトン/FW) 10位:ニクラス・フュルクルク(ウェストハム/FW) 9位:イルカイ・ギュンドアン(マンチェスター・シティ/MF) 8位:マタイス・デ・リフト(マンチェスター・ユナイテッド/DF) 7位:ラヒーム・スターリング(アーセナル/FW) 6位:エディ・エンケティア(クリスタル・パレス/FW) 5位:キアナン・デューズバリー・ホール(チェルシー/MF) 4位:カルヴィン・フィリップス(イプスウィッチ・タウン/MF) 3位:フェデリコ・キエーザ(リヴァプール/FW) 2位:ジョシュア・ザークツィー(マンチェスター・ユナイテッド/FW) 1位:ジョアン・フェリックス(チェルシー/FW) 1位に選ばれてしまったのは、出番が限られるフェリックスだ。現在のチェルシーは積極補強を続けてきたこともあり、2列目の選手層がかなり厚くなっている。コール・パルマーを筆頭にペドロ・ネト、ジェイドン・サンチョ、ノニ・マドゥエケらライバルが多く、フェリックスはここまでリーグ戦10試合の出場で1ゴール1アシストを決めたのみ。移籍金が4630万ポンドと決して安い金額でなかったことを考えても、ワースト1位の評価は仕方がないか。 絶不調なマンUから2人選ばれてしまっているのも特長的だ。デ・リフト、ザークツィーはそれぞれ攻守の要になってほしい目玉新戦力だったが、目立った活躍ではない。デ・リフトの場合はアヤックス時代の恩師であるエリック・テン・ハーグと再会を果たしたものの、テン・ハーグは成績不振で解任。現在はルベン・アモリム体制に切り替わっていて、テン・ハーグとのタッグは早々に終わってしまった。 ザークツィーもボローニャでの良さがまるで発揮されず、またもマンUの補強プランは迷走してしまった印象だ。 古巣マンCに復帰しながらも衰えが隠せないギュンドアン、リヴァプールで全くインパクトを残せていないキエーザ、アーセナルでバックアッパーFWにもなり切れていないスターリングと、当初の期待が大きかったビッグネームの選出も目立つ。後半戦から挽回できる可能性はあるが、前半戦の段階では失敗と評価されても仕方がないか。
構成/ザ・ワールド編集部