ドジャーズ編成本部長のA・フリードマン。(C)Getty Images

　ロサンゼルス・ドジャースは、ブレイク・スネルとの5年1億8200万ドル(約280億円)の大型契約を結び、今オフも大きな話題を振りまいている。この契約には、チームが近年採用している繰り延べ給与が含まれており、他のチームやファンから「野球を台無しにしている」といった批判の声が上がっていることを、現地15日、地元メディア『Dodger blue』が報じた。 【画像】大谷翔平＆真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け！ 　これに対して、ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長は、ドジャー・スタジアムでのスネルの入団記者会見後において、「私たちは、信じられないほど情熱的なファンに報いているのだと思う」と述べた。 　 　また、スネルやフアン・ソトの代理人を務めるスコット・ボラス氏は、ドジャースのワールドシリーズ優勝に向けた取り組みを称賛し、「ジョージ・スタインブレナーが言ったように、『勝つために、たとえ他のチームと違う方法をとったとしても、それはそれで構わない』と述べ、さらに、ファンはチームの過去の栄光よりも、現在のチームの戦い方や姿勢を重視している」と述べ、自身の見解を示した。 　一方、サンディエゴ・パドレスのマイク・シルト監督は、「ドジャースが常に最善のチームを作る努力をしている」とその戦略を高く評価したうえで、「我々は繰り延べ給与を活用する戦略よりも、ドジャースを倒すことに重点を置いている」と付け加えた。 　ドジャースは、スネル以外にも複数の選手の獲得に動いており、今後も積極的な補強を続けることが予想される。今後の動向に注目したい。 構成●THE DIGEST編集部