中日ドラ1・草加勝が背負う「14」の重み 新人王、沢村賞のOBが使っていた背番号にふさわしい活躍なるか
各球団、新人合同自主トレに向けてルーキーたちが入寮し始めている中、中日も各選手が寮に集結。注目選手はいわゆる「出世部屋」になることが多いが、ドラフト1位・草加 勝投手(創志学園出身)にも「出世部屋」が渡された。 【一覧】過去に中日で「14」を背負った選手 過去には石川 昂弥内野手、藤嶋 健人投手(ともに東邦出身)が使った、縁起のいい部屋に決定。また背番号からも球団の草加に対する期待値の高さが伺い知れる。 創志学園では2年生の時にチームが甲子園出場。当時は西 純矢投手(現阪神)の控えになっていたが、亜細亜大では最速153キロのストレートなどを駆使して4年間でリーグ13勝を記録。大学代表にも選出されるなど、大学球界を代表する投手へ成長して、中日からドラフト1位指名を受けた。 渡された番号は「14」。昨年は、日本ハムから移籍してきた谷元 圭介投手(稲生出身)が使っていたが、歴史を辿ると、チームの中心として活躍してきた選手が多い。 まずは今中 慎二。現役時代は最多勝や沢村賞など、数多くのタイトルを獲得した。大阪桐蔭からドラフト1位で入団し、1年目から1軍デビュー。いきなり1軍初勝利を掴むなど、1年目から活躍して、5年目にはシーズン17勝を記録。そこから5年連続2ケタ勝利を記録するなど、通算91勝を積み重ねてきたサウスポーだった。 また谷沢健一も、過去には14番を背負った。早稲田大からドラフト1位で入団すると、1年目から126試合に出場。107安打をマークして新人王を獲得すると、その後、首位打者を2度獲得。さらにはベストナイン5回獲得など、通算2062安打、通算打率.302の成績でチームの主力として活躍し続けた。 このほかにも板東英二、朝倉健太などが使ってきた「14」。この番号を2023年のドラ1・草加が背負う。寮の部屋だけではなく、背番号からも期待しているのが十分伝わる。この期待に応える活躍を1年目から見せることが出来るか。まずは新人合同自主トレでのパフォーマンスに注目したい。