2戦連続2ケタ得点の馬瓜エブリン、果敢なペイントアタックは「間違いなく自分の役割の1つ」
6月21日、北海きたえーるで国際強化試合「三井不動産カップ2024(北海道大会)」が行われ、女子日本代表(FIBAランキング9位)が女子オーストラリア代表(同3位)と対戦。7点リードで試合を折り返した日本は3ポイントシュートを起点に後半を切り抜け、95-87でオーストラリアに勝利した。 【動画】日本vsオーストラリアの第2戦ハイライト 第1戦で3ポイント4本を含むチームハイ20得点を挙げ、第2戦でも13得点とコンスタントにスコアを重ねた馬瓜エブリン(デンソーアイリス)。試合後のメディア対応に応じたフォワードは「ディフェンスは昨日よりも立て込みましたが、アグレッシブにできたと思います」と一戦を振り返り始めた。 妹の馬瓜ステファニーも12得点を挙げるなど、オフェンスでの貢献が目立った馬瓜姉妹。2人そろっての2ケタ得点は「あまりないことではありますけど」とエブリンは語りつつ、「自分が攻めれなかったときも助けてくれて、バスケットカウントを決めてくれたのは頼もしかったです」と信頼感を感じさせた。 第1戦からの修正点についてはエブリンは守備を真っ先に挙げ、「押し込まれてしまうシーンが今日もありましたけど、そこのローテーションとかをしっかりと」とコメント。「展開としては競ってしまいましたけど、しっかり修正はできたと思います」と第2戦での改善に触れた。 3ポイントが戦術の要となる日本にとって、同時に重要となるのがディフェンスを収縮させるペイントアタックであり、「間違いなく自分の役割の1つ」とエブリンも反応。3ポイントにつなげるいドライブを相手に対策される場面もあるなかで、「自分がシューターにパスを出せるか、そこをもう少し磨いていけたら日本の強みになると思います」と、対策の上を行くプレーを目指す。 続いて、海外経験を積んだ妹の成長の話題に移ると「そろそろ姉としても勝てなくなってきた」とエブリンは笑いを誘った。「(ステファニーは)ちっちゃいことから器用な選手なので、(自分とは)プレースタイルが全然違うんですけど。器用さに体力もついてきて、マルチにできるところは敵わないと思います。私は心と体の強さでいきます(笑)」。 海外勢の高さに苦戦しつつも、ときにはスモールセンターとしてゴール下でガッツを見せる元気印のエブリン。妹のステファニー、そして代表候補メンバーの全員と切磋琢磨し、パリ五輪に向けて一歩ずつ前進してもらいたい。
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