敗れた藤井聡太名人「気持ちを切り替えて」 名人戦第4局/将棋
将棋の藤井聡太名人(21)=8冠=が19日、大分県別府市で指された第82期名人戦七番勝負第4局で先手の豊島将之九段(34)に95手で敗れ、対戦成績3勝1敗とした。 初防衛に王手をかけていたが、ひとまず、お預けとなった。敗勢の終盤は背中を丸め、フェイスシートで何度も顔を拭い、天を仰いだり、下を向いた藤井名人。序盤から大駒が乱舞し、2日目は攻め合いになり、「陣形に傷が多くて受けに回っても受けきれないかなという気がしていた」。シリーズ初黒星を喫したが、「またすぐにあるので気持ちを切り替えて頑張りたいと思います」と語った。 第5局は26、27日に北海道紋別市で指される。