ミスキャンパス優勝のキラキラ女子・廣井佑果子はなぜポーカーにハマったのか「考えている時間が一番好き」
ミスキャンパスのグランプリに選ばれ、かつてはタレントとしても活動していた廣井佑果子が、本人も想像しない形で、また表舞台にやってきた。Webデザイナーとして働きつつ、趣味として始めたはずのポーカーでいきなり好成績をあげ「まだ趣味の範疇」と言いつつも、国内の女子プレーヤーとしては注目される存在になった。駆け引きが魅力の対人ゲームだが「考えている時間が一番好き」と語る廣井は、どんな経緯でポーカーにハマっていったのか。第2回となる「ABEMA Queen Of Poker(AQOP)」への意気込みとともに話を聞いた。 【映像】圧倒的な美顔!廣井佑果子の真剣な眼差し 高知大学在学中、全国の大学から選ばれたミスキャンパスの中から頂点を決める「Miss of Miss Campus Queen Contest 2011」でグランプリに輝いた廣井は、後に芸能界入りしテレビ、舞台、映画などで活動。現在は芸能界から距離を置き、Webデザイナーとして働いていたが、ポーカーという当時は想像もしなかったものをきっかけに、再びメディア露出をするようになった。ポーカーに接点を持つまでの経緯も、また独特だ。 廣井 もともとはプロ雀士になりたかったんですよ。プライベートでちょこちょこ打っていた時に「センスがあるからプロになってみたら」と声をかけていただいて、プロ試験の勉強を始めて、去年の7月に試験がありました。「育成合格」ということで、年末にもう一度最終テストがあったんですが、その7月にポーカーに出会っちゃったんですよね。いろいろな大会に出てみたらインマネ(入賞)もできました。麻雀のプロテストが12月24日だったんですが、その前日の23日に都内でポーカーの「名人戦」という大会があって、その中の双穹戦で優勝、本戦でも11位でした。朝までかかる大会だったんですが、その5時間後に麻雀のプロテストを受けられるかといったら…。そういう理由でプロテストを受けずに、完全にポーカーにシフトチェンジをしてしまいました(笑)。 麻雀でもプロ入りを勧められるほどのゲームセンスがポーカーでも活かされたのか、ポーカーを覚えた2週間後に日本最大級の大会「Japan Open Poker Tour(JOPT)」のサテライトに参加し、好成績で本大会出場が決定。初日、2日目と緊張のため本来の力は出しきれなかったが、3日目にはようやく本来のプレーができたことで、インマネこそ逃したが上位20%には入ることができ、手応えを感じた。海外の大会にも果敢に挑戦し、好成績だったり惨敗だったり。今は試行錯誤の日々だ。 廣井 初めて海外のトーナメントに行ったのが、今年5月のAsian Poker Tourチェジュで、メインとレディースだけに絞りました。レディースでは優勝ができて、メインではDAY1、DAY2を超えて、DAY3でインマネもできました。その時は「いけるかも!」と思ったんですよ。それで、この1年間の賞金を持って7月にWSOP(World Series of Poker)に行ったんですが、もうダダ滑りで(苦笑)。ハンドも入らないし、入っても絡まない。本当に苦しくて、ハンドだけじゃないポジションを使ったプレーを取り入れていかないといけない。自分のスキルの甘さを感じて「向いてないのかな」と凹みもしたんですけど、最終日のトーナメントでは、800人ぐらい出たところで11位に入れて、大きく賞金が取れました。自分がやってきたことが間違っていなかったと自信を取り戻せましたね。ただ10月はAPTタイペイに行って、全部滑ったので、また落ち込みました(苦笑)。 ミスキャンパスでグランプリになるほどの美貌を持つだけに、ライトな感じでポーカーに向き合っていると見られがちだが、プレーヤーとしては真摯に競技に向き合い、思考も巡らせている。例えば、苦戦が続いたAQOPの第1回大会について振り返っても、すぐに状況がスラスラと思い出せる。 廣井 1回戦はハンドがそもそも入らなくて、そのまま流れて終わっちゃったって感じでした。初めて出たというのもあって、何かしらポジションを利用して立ち回れなかったという反省点があって、 2回戦からはみんなのプレイラインが見えたところを、結構攻めながらやりました。一瞬チップリーダーにもなったけど、行かなくていいところでオールインコールをしてしまってそれで半壊して、結局飛んじゃいました。3回戦はもう後がなかったので、行くしかない。目に見える情報から、弱そうなところにレイズやオールインを仕掛けてスタックを積んだんですが、最後はまたオールインコールレンジの甘さからスタックを減らしてしまいましたね。 趣味の一つとはいいつつ、ガチ勢ばりにポーカーに向き合うのはなぜか。どのあたりが魅力なのか。 廣井 どういうアクションをしたら相手からバリューを取れたり、下ろせたりするかとか、そういうことを考えている時間が、私は一番好きですね。下ろされた時は「くそっ!」となるし、勝ったら勝ったでポットを取れて「イェイ!」となる。ただそれは結果論なので、過程の方が好きですね。あと、ポーカーは昔から世界中で楽しまれているゲームで、全て数値化もされている。ある程度の基本を頭に入れてしまえば誰でもプレーできるし、初めての人でも強い人と戦って、運が傾けば勝ち続けることもできる。そういう意味では始めやすいゲームというところもいいですね。 芸能界からは離れたとはいえ、人の前に立ち、華々しく活躍する姿を見せるのは、やはり気持ちがいい。センス抜群のキラキラ女子プレーヤーが、今後どこまで成長し、活躍していくのか。 ◆ABEMA Queen Of Poker(AQOP) 女性8人が「ポーカークイーン」の座を競い合うABEMAオリジナルのトーナメント。予選ステージを3試合で競い、ポイント上位6人がFINALステージへ進出する。 (ABEMA/「ABEMA Queen Of Poker」より)
ABEMA TIMES編集部