仕事じゃ着ない!? 遊び専用スーツが人生をもっと楽しくする
何事も基本が大切。とはいえ、基本ばかりでは退屈。基本のスーツを押さえたら、遊びスーツにも手を出したくなるのがオトコ心ってモノです。そんなオトコ心を満たしてくれる、攻めのスーツをとくとご覧あれ! スーツは人生だ!
タダ者ではない感が、男も女も魅了するんです!
ビジネススタイルがスーツ限定ではなくなった一方で、休日スーツや休日セットアップを楽しむ人が増えた昨今。それってつまり、スーツをもっと自由に楽しんでOKな時代になったってこと。思えば、70年代のフレアパンツだったり、80年代のパワーショルダーだったりと、常識にとらわれないスーツがこれまでにもたくさん登場してきたんですよね。 カジュアルではさまざまな時代のファッションが並列しているように、スーツも多様性の時代。ならば、仕事には着ていけない、遊び専用のスーツなんて楽しみ方も良いのではないでしょうか。ひと目でタダ者ではない感を漂わせるメゾンのスーツで夜の盛り場へ繰り出す。これ以上に粋なスーツの楽しみ方って、あります?
◆ バーバリー/こんなスーツで現れたら、一目置かれること必至
品の良い光沢を放つヘリンボーンウールを採用したこちら。英国クラシックなチェンジポケット然り、厚みのあるショルダーパッドやフルキャンバスなど、構築的な仕立てが今となっては実に新鮮です。一方で、パンツはワイドめのシルエットに。正統派の流れを汲みながら、とはいえ男の色気を引き出すスーツは、社会的地位のあるオヤジの遊びスーツにピッタリです。
◆ ディオール/シルエットといい風合いといい、洒落者確定!
2ボタン仕様のダブルブレストを、ざっくりとした風合いのウール×コットンブレンドのツイードで仕立てた一着。見てのとおり、パンツは裾幅30cm近い超ワイドシルエットで、ドロップを効かせたスリムなジャケットとでAラインを主張します。クラシックとモードが織り混ざったその姿は、ドレッシーにして実にセクシーです。
◆ ドルチェ&ガッバーナ/これが似合う人は、絶対に遊び上手です
無地のベージュならビジネスでも着られますが、こんな強めなチョークストライプなら一転遊び顔に。さらに注目は合わせ。合わせの深い1ボタンのダブルブレストは、単なるクラシックとは一線を画します。極ワイドシルエットなパンツも然り、70年代的なアバンギャルド感に溢れたこんなスーツなら、どんなパーティーでも主役かと。
◆ プラダ/言うなれば会話のきっかけになるスーツ
極厚のショルダーパッドに絞り込まれたウエスト、一方で生地はシャツのように薄手で、アンライニング仕立てによって軽やかなドレープを描きます。男女の駆け引きでは緊張と緩和の両立が肝要といいますが、まさにそんなスーツかと。かなり長めに取られたアームや幅広のダブル裾もしかり、女性のみならず皆の気を引く着姿に。 ※掲載商品はすべて税込み価格です 写真/人物・HIRO KIMURA、静物・島本一男 スタイリング/笠島康平 ヘアメイク/服部さおり 文/安岡将文 編集/大崎文菊(Web LEON)