名古屋グランパス・長谷川監督、ルヴァン杯優勝回数と同じく3度宙を舞う「今日も選手に勝たせてもらった」
◇2日 ルヴァン杯決勝 名古屋3―3(PK5―4)新潟 (国立競技場) 2021年以来、3大会ぶりの制覇を目指す名古屋グランパスが、初タイトル獲得を狙う新潟をPK戦で下し、2度目の優勝を飾った。3―3で延長戦を終え、PK戦では5―4で激闘を制した。 グランパスの長谷川健太監督は前身のナビスコ杯を含めて、監督として史上最多となる同大会3度目の制覇を果たした。最多6度の決勝進出で3度の頂点に導いた指揮官は「今日も選手に勝たせてもらったと思っています」と謙虚に受け止めた。 長谷川監督はG大阪を率いていた14年大会、FC東京を指揮していた20年大会に続く優勝。G大阪時代の16年決勝ではPK戦の末、浦和に敗れていた。2点リードを守れず突入したPK戦で「今回はどうなるかなと思っていたが、ランゲラックがやってくれるだろうと。ほかの選手たちも崩れずに戦えた」とグラ戦士たちをたたえた。 選手時代に初めて獲得したのもナビスコ杯だった。それだけにこの大会に懸ける気持ちは並大抵ではないと自認する。チームのゴールに大きなアクションで歓喜し、失点には悔しさをあらわにする。感情むき出しの指揮官は感無量の様子でカップを掲げると、選手たちに胴上げされて優勝回数と同じく3度宙を舞った。
中日スポーツ