相葉雅紀、映画『モルカー』声優はハマり役の予感! 動物愛に溢れた天性の“人間力”
主演作『僕とシッポと神楽坂』に表れた相葉雅紀の“優しさ”
そんな相葉は、2018年10月期放送のドラマ『僕とシッポと神楽坂』(テレビ朝日系)で主人公の獣医師・高円寺達也役を演じた。人気同名コミックを実写化したもので、長年、動物にふれあってきた相葉らしく、劇中でも動物の扱いはお手の物。まさにハマり役で、芝居をしながら上手に扱い方を取り入れていたのが印象に残っている。 骨肉腫を患った大型犬の回では、相葉演じるコオ先生が「がんばって、がんばって、エラかったね」と犬を撫でながらいたわり、飼い主には愛犬のために何ができるか「一緒に考えていきませんか?」とやさしく語り掛ける。そんな風にコオ先生は「あなたの気持ちは受け取りました」と、飼い主と動物と会話がができるかのように全てを受け止める。初めはセカンドオピニオンだったはずが、誠実で温かい人柄ゆえ、最終的に主治医になっていたのもコオ先生らしい展開だ。芝居とはいえ、相葉の隠しきれない優しさや溢れてしまう愛情が演技にも出ていた。 さて、新作映画『PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX』で相葉は、モルモットたちが車になった世界にどう溶け込むのか。もちろん心配は皆無。モルカーたちとどんなストーリーを繰り広げるのか楽しみだ。きっと愛情に満ちた優しい声で映画館を包んでくれることだろう。 相葉は、2022年に舞台『ようこそ、ミナト先生』で約12年ぶりに舞台に立ったのに続き、今回は声の出演に初挑戦する。これまでとは違った角度から相葉の魅力に引き込まれそうだ。
柚月裕実