日本海側で30℃超 札幌で夏日最早 週末は平年並みに落ち着くが 来週は再び高温に
きょう(月)は北日本や北陸で午前中から気温が高く、新潟県の複数地点、山形県や秋田県でも30℃以上の真夏日となった所がある。25℃以上の夏日地点は全国300地点近くにのぼり、今年最も多くなっている(午後2時40分まで)。
暑さ前倒し
きょう(月)は暖気の流れ込みや日差しの影響などで、北日本や北陸を中心に時季外れの暑さとなっている。特に新潟県や山形県、秋田県で気温が高く、午後2時40分までの最高気温は、三条32.5℃、長岡31.4℃、下関30.8℃(いずれも新潟)、横手(秋田)30.5℃、鶴岡(山形)で30.2℃など。三条や長岡、下関は統計開始以来、4月としての極値を更新している。また、札幌でも26.1℃まで上がり、150年近い観測で最も早い夏日となった。
高温に関する早期天候情報
あす16日(火)は、北日本や北陸の極端な高温はおさまるものの、全国的に18日(木)前後まで気温が平年よりかなり高い状態が続く見込み。その後、週末にかけて気温が平年並みとなる地域が多いが、四国や九州、沖縄は21日(日)前後からの5日間ほど、中国や近畿は23日(火)ごろからの5日間ほど、東・北日本も24日(水)ごろからの5日間ほどは、再び気温が平年よりかなり高くなる可能性がある。このため気象庁は全国すべての地方に「高温に関する早期天候情報」発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。北・東日本で積雪が多い地域は、なだれや融雪にも注意が必要だ。
早期天候情報とは
原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。