東~北日本の山沿い中心 きょう午後は急な雷雨に注意 週半ばは平地も春雷のおそれ
きょう14日(日)は広範囲で晴れて初夏の暑さになる所が多くなりそう。ただ、午後は東日本から北日本の山沿いを中心に、天気は急変するおそれがある。山へレジャーに行く場合などは、晴れていても急な強い雨、落雷、突風やひょうなどに注意が必要だ。
広範囲で晴天も局地的に大気不安定
きょう14日(日)は九州から北海道にかけて日差しに恵まれる所が多い見込み。また、日差しに押されて気温が上がり、九州から東北にかけての最高気温は25℃以上の夏日になる所が多くなりそうだ。5月から6月並みと初夏の暑さになるため、季節外れの熱中症に注意が必要。
また、気温の上がる午後は、まだ上空に冷たい空気の残る東日本や北日本の山沿いを中心に天気が急変するおそれがある。特に昼過ぎは北海道東部の山沿いで、夕方は東海や甲信の山沿いで発雷確率が50%以上と高くなっている。山へレジャーに行く場合などは、午後は晴れていても急な強い雨、落雷、突風やひょうなどに注意が必要だ。
天気急変サインや対策例
今月3日には、宮崎県で落雷による事故が発生したばかりだ。晴れていても「遠くで雷の音が聞こえてきた」「真っ黒い雲が近づいてきた」「急に冷たい風が吹いてきた」場合は天気が急変するサインとなるため、すぐに頑丈な建物内や車の中などに移動したい。 周囲に安全な場所がない場合は樹木など高い物には近づかず、できるだけ姿勢を低くして、持ち物は高く突き出さない方がいいだろう。また、川に入っている場合はすぐに川から上がるよう心掛けたい。
16日(火)~17日(水)は広範囲で発雷確率高い
沖縄や奄美は前線が近づく影響で、あす15日(月)にかけて非常に激しい雷雨となるおそれがある。落雷や突風に加え、大雨による川の増水や土砂災害などに十分な注意が必要だ。 また、週半ばあさって16日(火)から17日(水)は大陸から別の前線を伴った低気圧が日本付近に近づきそう。西日本から北日本は前線が通過するタイミングで、局地的に雷を伴い雨足が強まるおそれがある。この先も春雷に注意が必要だ。 (気象予報士・鈴木悠)