BofA個人投資家預かり資産、5000億ドル超え 1兆ドル目標に
Nupur Anand [ニューヨーク 10日 ロイター] - 米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)の幹部は、個人投資家からの預かり資産が今年、5000億ドルを超えたと明らかにし、5年以内の1兆ドル超えを目指していると述べた。 BofAのプリファードバンキング部門プレジデント、アーロン・レバイン氏はロイターに、「当社の業績は5年ごとに倍増してきた。今回も同様に5年以内にこの目標を達成したい」と語った。 同社はマスアフルエント(準富裕層)を対象とする個人向け資産運用サービスを2010年に開始した。顧客はオンラインツールやファイナンシャルアドバイザーによる対面助言を受けながら、自ら投資先を選択できる。 顧客の多くはテクノロジー株などを中心に投資しているが、投資信託や上場投資信託(ETF)を活用してポートフォリオを分散する動きも見られる。 レバイン氏は消費者の経済状況や支出の動向について、楽観的な見方を示した。「消費者の貯蓄は減少しているが、依然として新型コロナ流行前の水準を上回っており、借り入れも安定している」と指摘。「就業率は堅調で、(年末年始の)休暇中も支出は継続した」と述べた。 BofAの個人投資口座は、投資に積極的なZ世代とミレニアル世代が約33%を占め、ベビーブーマーとX世代がこれに続く。