『グッド・オーメンズ』ファイナルシーズン、性暴力疑惑のクリエイター降板で来年撮影を開始!
デイヴィッド・テナントとマイケル・シーンがW主演し、思いがけない友情に気づいてしまった天使と悪魔を描くAmazonPrimeのドラマシリーズ『グッド・オーメンズ』。クリエイターに性暴力疑惑が浮上したことをうけて製作を中断していたが、彼を除名の上、短縮した形で製作を続行することがわかった。 【動画】マイケル・シーン、デヴィッド・テナントのコンビが再び! 『グッド・オーメンズ』シーズン2予告編(英語版) Varietyによると、AmazonPrimeは同作のシーズン3を、90分の1話限りとし、2025年初めにスコットランドで撮影を開始することに決めたそうだ。状況を知る人物によれば、クリエイターのニール・ゲイマンはファイナルシーズンの脚本に関わっていたものの、製作再開後の番組には関わらないそうだ。製作総指揮からも名前を外されたという。 本作は、ニールとテリー・プラチェットが共同で手掛けた同名小説を基にしたテレビドラマシリーズ。シーズン1がエミー賞3部門にノミネートされたほか、シーズン2ではデイヴィッドがBAFTA英国アカデミー賞テレビ部門の主演男優賞に候補入りを果たした。 当初はリミテッドシリーズとして製作されたが、人気を博したことをうけ、シーズンを更新。シーズン2は、2015年にテリーが亡くなる前に、ニールと話していたというアイディアを基に制作された。次のシーズン3がファイナルシーズンとなることが発表されていたが、シリーズの原作者で、クリエイターとショーランナーを務めるニールが、複数の女性から性的暴行で訴えらえたことをうけ、9月にAmazonPrimeが製作中断を決めていた。シーズン3は、テリーの遺産管理団体NarrativiaとAmazon MGM Studios、BBC Studios Productionsがプロデュースを行う。 なお、ニールの疑惑浮上を受けて、彼の著作『墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活』の映画化を予定していたディズニーも、9月に製作を一時中断すると発表していた。